就活や転職活動をしていると大学職員の面接がつらいと感じることがあります。
- どんな質問をされるか分からない不安…
- 不採用という結果を受け入れられない
- 面接への恐怖から悪循環にハマる
第一志望の大学の面接で「全力を出し切れずに不採用」となれば悔いが残ります。
この記事では現役の大学職員が就活生だった当時、50社以上の選考を受けた末に大学職員になったからわかる「大学職員の面接がつらい理由と対策法」を紹介します。
大学職員を目指している方は、他の職業を目指す方と比べて採用人数が少ない職業のため、つらいと感じやすくなる傾向にあります。
大学職員の面接がつらいと感じる理由を把握して、挫折しないように準備をしましょう。
- 大学職員の面接がつらい理由がわかる
- 面接がつらくなったときの対策がわかる
- 面接をつらく感じないための方法がわかる
大学職員の面接がつらいと感じる理由はたくさんある
面接がつらい理由を知らずに就活や転職をしていると「なんかモヤモヤする…」とだんだん精神的な疲労が溜まります。
大学職員の面接でつらさを感じる理由は次のとおりです。
- 自分の人柄を見られる質問を立て続けにされる
- 複数の選考で不採用が続く
- 友人が順調に内定を獲得していく
- まわりの友人が自分よりも先に終活(※1)する
- 大学職員の採用人数が少なく不安になる
(※1)就職活動を終了すること。就活略語のひとつ。
大学職員の採用面接では、人柄を重視する傾向にあるため、「あなたはどんな人?」「こんなときどう考えるの?」「それはなぜ?」とあなた自身に関する質問が飛び交います。
面接官が間髪入れずに質問したり、険しい表情で質問を繰り返す場合は、まるで取り調べを受けているように錯覚することも。
事前に面接のつらさを乗り越える方法を把握して、面接前にしっかりと対策しておきましょう。
面接のつらさを乗り越えるためにすること
面接のつらさを乗り越えるためには、客観的に自身の状況を見つめることが大切です。
面接でつらさを感じる人の特徴として、根が真面目なタイプの方に多く見られます。
完璧を求めて、無意識のうちに自身を追い込んでいないか振り返りましょう。
- 自分の状況を客観的にとらえる
- 考え方を少し変えてみる
- リフレッシュする時間をつくる
- 面接が発表会になってないか振り返る
- 大学のキャリアセンターに相談する
- 転職エージェントに相談する
自分の状況を客観視して面接に備える
面接がつらいときは、まず初めに自分の状況を整理しましょう。
就活の場合、大学職員の採用スケジュールは民間企業と比べてやや遅い傾向にあります。
周囲の友人が次々と他業界で内定を獲っていく状況は自然なことなので、自分の目指している大学職員の採用スケジュールをしっかりと意識して、周囲との無意味な比較から脱出しましょう。
転職活動の場合は即戦力を求められます。
これまでどんな経験を積んで自分には何ができるのかを整理してみましょう。
転職を成功させるために「今までの考え方を変えてみる」
たくさんの内定を持つ内定ホルダーと1社しか内定のない就活生がいた場合、どちらも就職できるのは1社のみです。
就職・転職活動を通じて、内定を獲得することが目的になっている場合は要注意です。
内定はゴールではなく、大学職員としてのスタートという意識を取り戻しましょう。
人間には個性があるので、すべての企業・大学が求める人材像と完全に一致することは不可能!
不採用の連絡があった時は、「自分とは合わない大学だった。むしろ就職していたらさらに苦しかったかもしれない。」と考えましょう。
転職活動の中でリフレッシュする時間をつくる
面接がつらく感じるときは、心身が疲れている可能性が高いです。
自律神経が乱れている場合、自分の意志とは反して身体や思考が思うように働きません。
そんなときは意識的に休むようにしましょう。
「自分は就活なにもしてない…」と感じている場合は、本当に何も手をつけていないのかよく考えましょう。
いま、この記事を見ている時点で、就活・転職について行動している証ではありませんか?
就活・転職は長距離走で考えよう!
面接に臨む姿勢を見直そう
面接で何社も不採用となれば、誰だって落ち込みます。
そんな時は、面接への臨み方を改めてみましょう。
もし、あなたが自己PRや志望理由を暗記して、ただ発表する面接をしている場合は要注意です。
面接官はあなたの暗記の成果を聞きたいわけではなく、会話をしながらあなたのことを知りたがっています。
相手の求めるものを自分が提供できているか?
今一度、振り返ってみましょう。
転職活動について他の人に話を聞いてもらおう
就活や転職活動をしていると、だんだんと自分の思い込みで視野が狭くなることがあります。
面接がつらいと感じたら、ほかの人に話を聞いてもらいましょう。
他の人との話を通じて、思い込みの部分や新たな発見があるかもしれません。
- 就活生なら、キャリアセンターに行きましょう。
- 転職活動中の方は、転職エージェントに相談してみましょう。
「自力で転職活動をしてきたけど、良い求人がない…」という方は非公開求人に挑戦しましょう。
大学職員の求人掲載のある転職エージェントなら非公開求人の紹介につながることも!
面接がつらいと感じなくなる方法
面接がつらいと感じなくなれば、悩みも減ります。
面接でつらいと感じないために次のことを心がけましょう。
- 自分が話したい内容に優先順位をつける
- 相手に合わせず笑顔や清潔感を心がける
- 背伸びをせずにありのままを話す
面接で話す内容に優先順位を決める
面接で早口気味に話してしまう方は、相手に伝わりにくいので気をつけましょう。
自己分析や志望理由をしっかりと考えたからこそ、あれもこれも話したくなりますよね。
話をしているうちに、次の話したい内容を思い出して、話をつなげながら話してしまう…。
これでは、聞いてる方は「まだ話すのか…。」と飽きてしまいます。
自分が必ず話したいのは「○○と△△」というように事前に話す内容の優先順位を決めておくことで、慌てて早口になることを予防することができます。
面接では清潔感のある身だしなみで笑顔を忘れない
何度か面接を重ねると、自分の中で「これは好感触」という面接パターンがでてきます。
私たち人間は不思議なもので、回数を重ねると無意識にも上達するものです。
面接が上手くいったときの特徴として
- 面接官の表情が明るく響いた気がした
- 面接官が微笑んでくれたので笑顔がだせた
- 面接官のあいずちが良くテンポをつかめた
などがあります。
しかしながら、これらは面接官によって結果が変わるので、毎回の面接で安定した結果を出せるとは言えません。
常に清潔感のある身だしなみで、笑顔ではっきりとした口調・早さで話すことは面接官問わず、あなた自身のペースで行うことができます。
面接官の表情やペースに狂わされることなく、自分にできることをしっかりと行いましょう。
面接で緊張するのは「良く魅せよう」と無理をするから
面接になると緊張してしまってつらいと感じる方は、無意識のうちに自分を良く魅せようと背伸びをしている状態です。
当然に、今以上の自分を表現しようとすると体がこわばり、どこか不自然な印象がでてしまいます。
面接官にぎこちなさが伝わってしまっているのではないでしょうか?
無理して背伸びをした面接をしても、就職後にずっとその姿を演じなくてはなりません。
等身大の自分について、自身の言葉でていねいに伝えることを心がけましょう。
面接のつらさを乗り越えた先にあるもの
面接とは会話のやり取りを通じてお互いのことをよく理解するための場です。
自己分析を徹底的に行い、等身大の自分でいようと緊張しない境地になった時、面接は「つらいもの」から「楽しいもの」へと変わります。
私も最初は面接がつらかったです。
面接官は選考活動のためとはいえ、あなたに興味があるから面接に呼んでいるのです。
「等身大の自分を伝えよう」と意識が変わってからは、さまざまな質問に対しても、堂々と自信をもって「私はこう思う。」とはっきり答えることができるようになります。
不思議と、内定が獲れ始めるのは面接が楽しく感じ始めてすぐの頃だったりします。
いま、面接がつらいと感じているあなたは、次のステップまであと少しなのかもしれません。
まとめ
大学職員を目指している方が、面接をつらく感じてしまう時期があるのは当たり前のことです。
採用人数が少ないことに加えて、まわりに話を聞いてもらえる大学職員がいない方がほとんどではないでしょうか。
とはいえ、大学職員になるには、特別な資格が必要なわけではないので、士業のように資格の勉強に充てる時間は不要です。
選考スケジュールの遅い大学職員を目指すのであれば、積極的に他業界の選考も受けてみましょう。
社会の仕組みを知る機会になるだけでなく、面接の場数を重ねることができます。
転職活動中の方は、限られた求人数をムダにしないように、しっかりと事前の対策をしておきましょう。
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