大学職員のエントリーシートでは質問されやすい項目がある程度、決まっているため事前に準備をすることができます。書類選考を通過するためにはESを何度も書き直して面接官に伝わるESを書く必要があります。
なぜなら、面接官は大量のエントリーシートに目を通すことになり、印象に残らなければ書類選考を通過することができません。エントリーシートの上手く書くコツを理解して添削したり書き直したりすることで文章力は磨かれていきます。
この記事では現役の大学職員がこれまで50名以上からOB訪問を受けてきた経験をもとにESで質問される4つの項目ごとにエントリーシートの例文を公開しています。この記事を読むとエントリーシートの例文を通じて大学職員のESに求められる書き方や文章力を鍛える方法がわかります。
結論、大学職員のESは「相手が知りたい内容を結論から書くこと」で面接官の印象に残りやすくなります。
エントリーシートと履歴書の違いは文書の位置づけ
エントリーシートとは、企業や大学の選考を受ける際に提出する選考書類です。大学職員の選考を受ける場合、多くの大学で所定のエントリーシートフォーマットが用意されており、志望動機や学生時代に頑張ったことなど指定された項目に沿って自分の考えを書いて提出します。
履歴書とは、氏名・年齢・住所・経歴・学歴などを記載する書類で選考時だけでなく、採用後に企業や大学の従業員データとして利用されます。履歴書に事実と異なる内容を記載した場合は不採用・解雇となるだけでなく、学歴詐称、経歴詐称として私文書偽造(刑法第159条)、詐欺罪(刑法第246条)、軽犯罪法違反(軽犯罪法第1条)に該当し罪に問われる可能性があります。(参考:最高裁判所判例 平成9(あ)1227)
- エントリーシート…選考を実施するための材料となる書類
- 履歴書…志願者の基本データとなる情報が書かれた書類
大学職員のエントリーシートで質問される4つのこと
就活や転職活動でエントリーシートの提出が必須の大学は多いため、エントリーする前から大学職員の採用選考で質問される項目について事前に準備しておくことが大切です。
エントリシートはただ書けばよいというものではなく、書類選考を通過できるかのカギを握る重要な書類です。数名の採用枠に対して大量に提出されるエントリシートの中から面接官の印象に残り、面接まですすむエントリシートを書くためにはある程度の時間と効果的な対策が必要です。
- 就活生は複数の大学のESを書かなければいけない
- 仕事を続けながらの転職は時間があまりとれない
- ESが書けずに選考のエントリー期日を過ぎてしまった…
忙しい中でESを書いていくためには以下の項目について少しずつ時間を見つけて作成しましょう。あらかじめ設問ごとに300字~500字程度のストック文章を用意しておくと様々な大学のES提出時に対応することができます。
- 学生時代にがんばったこと
- 自己PR
- あなたの特技・人柄について
- 入職後にやりたいこと
エントリーシートを書く際は、自分が書きたいことばかり書いてしまうと書類選考を通過できません。提出する大学の特徴や求められる能力をしっかりとイメージしながら書くことが重要です。以下の大学職員に求められる能力を十分に意識したESを書きましょう。
- 人と交渉して調整する力
- 既存の枠組みにとらわれない挑戦する力
- 正確に素早くこなす力
書類選考を行う採用担当者は、大学職員として活躍するために必要な能力、スキルがあるかを判断するためにエントリーシート(ES)の提出を求めています。「相手に求められる能力」を意識しながらエントリーシートを書きましょう。
学生時代にがんばったこと(ガクチカ)を大学職員のESに書こう
ガクチカとは「学生時代に力をいれて頑張ったこと」の略語で就活略語のひとつです。2014年頃の新卒採用から徐々にESで記載を求める企業や大学が増えており現在もESや面接でも質問されることがあります。
近年はコロナ禍の影響から「ガクチカがない」という就活生も増えており、新卒採用で学生時代に頑張ったことを質問することに対して様々な意見があります。NHK(2023年2月15日)によると「全国にショッピングセンターを展開するパルコでは2年前からESでガクチカを聞く項目を削除した」とのことです。
「ガクチカがない…」と悩んでいる方は以下の記事でガクチカがない場合の対応策を紹介しているので参考にしてください。
大学職員のESでガクチカを聞く理由は再現性をみるため
多くの企業や大学でまだまだ質問されるガクチカですが、採用担当者はどうしてこの質問をしているのでしょうか?答えのひとつに「ガクチカを通じてあなたの考え方・行動を深く知り、入職後の再現性を確認するため」というのがあります。
なぜなら書類選考を通過した後の面接では「学生時代にがんばったこと」の深掘り質問として「どうしてその取り組みをしようと思ったのか?」という質問をされます。
行動には理由があり、理由には経緯や背景があります。ガクチカという行動だけでなく頑張った理由について知ることで面接官はあなたの考え方を見ているのです。
考え方 > 行動 > 結果 すべて繋がってるよ!
大学職員がESに書く「ガクチカ」を書いてみた(例文)
学生時代にボランティア活動をしていた大学職員のモモさんのガクチカは以下のとおりです。400字程度で学生時代に頑張ったことを説明させるエントリーシートは多いので参考にしましょう。
私が学生時代に頑張ったことは「児童館のボランティア活動」です。私は子供が大好きで、大学1年生の頃から児童館でボランティア活動をしています。児童館のボランティア活動は非常に楽しいものですが、「児童が話を聞いてくれない」時は非常に困りました。最初は、児童の正面に座って話をしようとしましたが、全く見向きにされませんでした。悩む中で私は「児童には児童の都合がある」ことに気が付きました。毎日、お迎えに来る親御さんの表情を見ていると、親御さんの気持ちの浮き沈みや疲れ具合などが分かるようになりました。「話を聞いてくれないこの子は児童館の外で気になることがあるのかも」と想像するようになり、いつも以上に親御さんと話をする回数を増やしました。この経験から、私は「目の前で起きていることだけがすべてではない」ということを学びました。今後も、相手の背景まで想像を働かせながら困っている人に手を差し伸べていきたいです。【400文字】
大学職員のエントリーシートでは、面接官が読んですぐに就活生の人柄を想像できる内容にすることが効果的です。面接官が実際に会って話を聞いてみたいと思えば、書類選考を通過して面接に進むことができます。
文章を読んだだけで「○○な人だろう」と面接官に想像してもらえるエントリーシートを目指してください。面接官が気になった部分は面接で質問してくれるのであれもこれも書きたくて字数が収まらないとならないよう厳選したエピソードを書くようにしましょう。
「人と関わった経験」が盛り込まれているね!
大学職員モモさんのエントリーシートでは大学職員の採用面接でよく聞かれる質問「自分と異なる相手とどのように過ごしてきたか」を意識した内容になっています。自身の体験談に基づくエピソードで「なぜ、このような行動をとったのか?」という内容がESを読むだけで伝わってきます。
自己PRを大学職員のエントリーシートで書こう
日本人の多くは自分を他人にアピールすることが苦手だといわれています。「自分のコミュニケーションに自信がない」という日本人は年齢を問わず全体の過半数を超えています。(出典:東洋経済ONLINE)
普段の学生生活や社会人生活で自分を人前でアピールする機会は少ないため、経験を積むことがなく苦手意識を感じてしまいやすいです。
ところが、エントリーシートや面接では面接官が選考活動を行うために「あなたの魅力を教えてほしい」と自己PRを求めている状況なので積極的に応えていく必要があります。
多くの人が自己PRが苦手なので準備すれば好印象!
人前で自己PRを話すことが苦手でもエントリーシート(ES)であれば事前に準備することができます。ESの文章で自分をPRできない人が面接でいきなり自分をアピールすることとはできないので大学職員の選考を進むためにはエントリーシートに記載する自己PRをていねいに仕上げておく必要があります。
長所と短所を組み合わせて自己PRしよう!
大学職員のESで「自己PR」について書いてみた(例文)
学生時代に運動をしていた大学職員トモさんの自己PRは次のとおりです。自分はどんな人間なんか結論を最初に書くことで面接官に伝わりやすい自己PRになっています。
私は「成功するまで続ける」負けず嫌いな人間です。幼少期からサッカーをやっていたのですが、試合中にどのようにすれば相手のボールをカットして奪うことができるか、ということを突き詰めました。ボールをキープする相手に何度も繰り返し向かうことで、一瞬の重心移動や目線のクセなど、コツをつかめるようになりました。しかしながら、ただ、やみくもに相手に突っ込むと、ボールを奪うことができないだけでなく、自分たちの守りが疎かになりピンチを招くことを痛感しました。「深く考える前に行動してしまう」ということは私の弱みです。これからの社会人生活では挑戦すべき場所と慎重な判断が伴う場所の境界を見極めて、私の長所と短所を上手くコントロールしていきたいです。相手ボールを奪うことは、ピンチをチャンスに変え、試合の流れを大きく変えることに繋がります。この経験を社会人生活でも再現できるよう新しい仲間と一緒に協働したいと思います。【400文字】
大学職員トモさんのエントリーシートは大学職員の採用面接でよく聞かれる質問「前向きに挑戦することができるか」を意識した内容になっています。
強みだけでなく、弱みもしっかり理解したうえで対策を講じながら強みを最大限に発揮しようとする姿勢を感じ取ることができます。自己PRを考えるためには自分のことを深く理解するための自己分析が必要です。自己分析ではまず自分の強みと弱みについて考えてみましょう。
エントリーシートや面接では志願者の頑張ったことや自己PRを通じて、「入職後も同じように活躍できるか」といった入職後の再現性を面接官は判断しています。自己PRでは強みだけを主張すると良い面だけの押し売り感が強くなりますが、弱みも含めてどのように克服するかを踏まえた説明にすることで説得力が増します。
自己PRを通じてあなたの考え方や行動を説明して「大学職員になっても活躍できる」と面接官に思われるエントリーシートを書きましょう。エントリーシートに書ききれなかった取り組みの背景や考え方については面接で直接アピールすることができます。大学職員の面接で質問される内容を理解しておくと自己PRで伝える内容がわかるので事前に確認しておきましょう。
大学職員のESで「あなたの特技」があれば人柄を伝えるチャンス
エントリーシートは書類選考をする上で志願者の人柄や考え方を見る重要な書類です。面接官もESをもとに選考する必要があるので人柄を知るための質問を課せられることがあります。
「人柄をどう伝えたらいいか分からない…」そんな時は得意なことや特技という切り口で自分のことをアピールしましょう。人柄の伝え方が難しい原因は伝える内容の定義があいまいだからです。
あなたが得意なことには自分だけの経験談やエピソードがあり、いろいろな感情があるはずです。得意なことが浮かばない時は自己分析だけでなく、他者から自分の評価を聞いてみる他己分析を行いましょう。
案外、得意なことは自分よりも他者の方が良く分かるものです。友人や家族に「私の得意なことってなんだろう?」と質問してみましょう。
得意なことは自信をもって伝えられるね!
大学職員が書いたエントリーシート「あなたの特技・人柄」(例文)
大学職員サキさんのエントリーシートでは自己分析で振り返ったこれまでの生い立ちをもとに苦労したエントリーシートなどから自分の特技を言語化しています。自分の強みについて触れておくことでしっかりと人柄を伝えています。
私の特技は「要点を早く掴むこと」です。親の仕事の関係から幼少期は転校することが多く、小学生の頃はいくつもの小学校を転々としていました。地域よってルールが異なり、クラスメイトも一度にたくさんの人が話しかけてくれるため、素早く情報を整理しておく必要がありました。おかげで、「相手は何を私に伝えたいのか」を意識することで、相手の話の要点を要領よく掴み、頭に定着させることができるようになりました。この特技は、私の強みである人と臆することなく話ができることを支える力だと感じています。【238字】
大学職員サキさんのエントリーシートは特技というテーマを切り口にサキさんのこれまでの経験や強みの根幹にある要素が書かれています。具体的な実体験を踏まえてESを書くことで「特技が身につく過程」が相手に伝わりやすくなります。
あなた自身の特技の中から、大学職員の採用に関係性のある特技を選択して好印象を抱かれるエントリーシートを目指しましょう。
これまでの苦労や頑張りが伝わるね!
大学職員のESでは入職後にやりたいことを質問される
大学職員のエントリシートでは志望動機を確認するために「大学職員になってからやりたいこと」を書く項目欄が用意してあります。志望動機と併せてどんなことを実現したいのかしっかりと考えておきましょう。
入職後にやりたいことを伝える際は自身の強みやこれまでの経験を活かして「自分だからできる取り組み」を提案するようにしましょう。面接官は志願者を選考する上で大学が求める人物像をもとに選考を通過させる理由を探しながら選考をしています。
面接官に「この人は本学にとって必要な存在」と思われるようなエントリシートを目指して入職後にやりたい取り組みを考えましょう。
大学への恩返しだけではダメだよ!
大学職員が書いたエントリーシート(ES)の参考例文「入職後にやりたいこと」
学生時代にボランティア活動に励んだエピソードがある大学職員モモさんのエントリシートは以下のとおりです。これまでの経験を踏まえて自分にしかできない取り組みを主張しましょう。
私は「人と人の交流を生み出して新たな価値を生み出す」仕事をしたいです。私が学生時代に力をいれたボランティア活動の取り組みと繋がりますが、人にはそれぞれ背景や事情があります。このことを理解してから相手の状況を考えて行動することで人との衝突が減っただけでなく、今まで止まっていた物事が一気に前進するきっかけになることが多くありました。この経験は、多くの人々が集まる大学という環境でこそ生かすことができると思っています。私の考え方を必要としてくれている人だけでなく、他の課題や挑戦についても、私以外に経験や知恵の人たちを繋いでいくことで新たな価値を生み出すことができると確信しています。【290字】
「なぜこの仕事をしたいのか」という部分が大学職員モモさんの「学生時代にがんばったこと」と結びついて、大学職員モモさんだから実現できる取り組みとして納得感があります。
このエントリシートを読んだ面接官はモモさんが学生時代に頑張った取り組みをもっと知りたくなるだけでなく、具体的な施策や提案についても聞きたくなるでしょう。その結果、書類選考を通過して面接に呼ばれることになります。
ESに一貫性があると説得力が増す!
エントリーシートには書き込むことができるスペースに限りがあるため文字数が制限されます。ESに書くことができなかったさらに詳しい行動の動機などについては面接の場で面接官から質問されるので、回答する際に補足しましょう。
書類選考を通過するエントリシートを書くためには無理してエントリーシートにすべてを書こうとせず、1度読んだだけで内容がわかる文章を心がけることが大切です。
以下の記事では就活生が書いたエントリーシートの「大学職員になってやりたいこと」について当記事ライターの現役大学職員トキが添削した内容を公開しています。
大学職員のエントリーシート(ES)の書き方
エントリーシートを書きはじめた頃は、初めて書くESを前になかなかうまく書けません。エントリシートは各項目で400字程度の記載を求められるため、ある程度の文章力が必要になります。
文章力は意識して鍛える必要があるため、結論としてエントリーシートを書く回数が増えるごとに、洗練されて上達するものです。当記事ライターの現役大学職員はこれまで30名以上の就活生からOB訪問を受け、エントリーシート(ES)添削を行いましたが、最初から上手く書ける人はいません。
エントリーシートである程度、自分の書く内容や型が決まるまでは「書いては直す」を繰り返しましょう。そのためには他の誰かに見てもらったり添削してもらったりすることが効果的です。
忙しい就活生や転職活動中の方は相手に伝わるエントリーシートを書くための以下の3つ方法を意識してグッと上達スピードをあげましょう。
- まずは結論から書く
- 考えや主張に対する理由を盛り込む
- 途中で声に出して読んでみる
結論から書いたESは面接官の印象に残る
大学職員には少ない採用人数枠に対して多くの志願者が応募するため倍率が高くなります。大規模な私立大学を中心に応募者の多い大学では採用担当者がエントリーシートを短期間で1,000枚以上見ることになります。
このような状況で就活生や転職活動中の方が一番避けるべきことは1回読んだだけでは理解されないエントリーシートを書いてしまうことです。
採用担当者が1回読んで理解できない場合、再度、ゆっくり読み直してくれるとは限りません。ESで設定されている各項目の冒頭は必ず面接官が読む部分なので結論から書いて「何を伝えたい文章なのか」を明確にしましょう。
面接官が気になったり、詳しく知りたがるエントリシートは結論がしっかりと面接官の目に留まり、引き付けるような文章である場合が多いです。数少ないチャンスを獲得するためにも結論から書き始めることを意識しましょう。
1回読んで理解できないESは落ちる!!
エントリーシートには主張だけでなく理由も書こう
就活生がエントリシートでよく失敗する例として自分の主張だけを書いているケースがあります。ESでは自分の考えや主張を述べることは必要ですが、主張の根拠や裏付けがなければつかみどころのない空想の話になってしまいます。
面接官が納得感をもってエントリーシートの内容を理解するためには、あなたの主張や考え方の根拠になるこれまでの経験や体験談を交えて説明する必要があります。施策や取り組みを提案するような場合では施策が必要だと感じた原因や課題などを合わせて伝えましょう。
- ~したいです。
- ~と思います。
- ~と考えます。
- ~だから~したいです。
- ~を理由に~と思います。
- ~の経緯から~と考えます。
目の前にいる相手に対して自分の主張を伝える場面をイメージしましょう。一方的な演説ではなく会話を通じてなぜ自分がそう思ったのかを時系列に沿って丁寧に説明するはずです。
大学職員のエントリーシートでも同じような説明を記載する必要があります。エントリーシートは書類選考において、あなたの代わりにアピールをしてくれる重要な書類なので目の前にいる人に対して説明するつもりで構成を考えましょう。
エントリーシートを書く時のコツは声にだして読むこと
私たち人間は文章を書いたり読んだりするときに無意識のうちに頭の中で音読しながら文章を構成しています。語呂やリズムを確かめながら頭の中で文章を書くためエントリーシートを書く時も同じことがいえます。
- アイデアが浮かばない
- 煮詰まった
- なんだかしっくりこない
こんなときは自分で書いたエントリーシートを声に出して読んでみることで内容の矛盾や接続詞の使い方など正しく文章が書けていない箇所に気づくことができます。
筆が走ってどんどんエントリシートが書けた場合も音読することは効果的です。改めて自分が書いた文章を見返すと重複した内容を記載していたり省略文字(スマホ→スマートフォン)を使っていたり修正点が見つかります。
エントリーシートを考えて完成したと思ってもすぐに大学に提出せずにまずは声に出して読んでみましょう。
- スラスラ読めない
- 内容が頭に入ってこない
このような場合はエントリーシートがうまく書けていない場合が多いです。もう一度、論理的な説明になっているかなどエントリーシートの構成を見直して、他の誰かに添削してもらいながら一度読んだだけで内容がわかるESを目指しましょう。
声に出して読むと内容を整理する効果も期待できる!
エントリーシートの作成で絶対にやってはいけないミスは誤字脱字です。人間なので誤字をしたり脱字をしたりすることはありますが丁寧に読み返して確認をすれば防ぐことができるミスです。誤字脱字があるエントリーシートは「時間をかけて作っていないES」と判断されて志望度が高くないと面接官に思われます。
自分が一生懸命かいたエントリーシートは必ず音読して不備がないかをチェックしてから提出しましょう。
大学職員の選考でエントリーシートが重要な理由は文章力
大学職員の採用では「入職後に活躍するイメージができるか」という観点で選考されます。大学職員の仕事は交渉や調整業務だけでなく、公文書や通知文書の作成など事務的な業務もあります。そのため文章作成の基礎力や論理的な思考など文章力を通じて基本的なスキルをみられます。
学術論文やさまざまな文献と日々、接している大学教員と仕事をする機会の多い大学職員にとって、文章力は信頼の土台になります。本当はどれだけ優秀であっても文章力や事務能力が欠けていると信用されません。大学職員になってから活躍するためにもエントリーシートはていねいに作成して文章力をアピールしましょう。
わかりやすい文章力は信頼につながる!
エントリーシートを初めて書く就活生が多いため、よく書けているESは目立ちます。よいエントリーシートを書くためには事前に調べたり、ほかの人から添削やアドバイスをもらうなどの努力があってこそです。
正解のない課題に対してどのように下調べをしてアプローチするのかということは大学職員になった後の仕事の進め方に直結します。エントリーシートが難しくて、どのように書けばよいか分からない場合は面接官が選考で見ているポイントを押さえましょう。
自分を選考する相手のことをよく知り、面接官がどのような情報を欲しがっているかを整理してエントリーシートを書きあげるようにしてください。
まとめ
大学職員の選考で良いエントリーシートを書くためには事前の準備が大切です。大学職員のESで質問されやすい次の項目について事前に回答案をつくって対策しておきましょう。
- 学生時代にがんばったこと
- 自己PR
- あなたの特技・人柄について
- 入職後にやりたいこと
エントリーシートが上手くかけない場合は大学職員の仕事に対する理解が弱かったり、自己分析がまだまだ足りていなかったりすることが原因です。
高倍率といわれる大学職員の選考で面接官の印象に残るエントリーシートを書くためには次の3点を意識しましょう。
- まずは結論から書く
- 考えや主張に対する理由を盛り込む
- 途中で声に出して読んでみる
エントリーシートを書くためには文章力が必要です。文章力を鍛えるためには何度も文章を書いて経験値を積んだり、ほかの人に文章を見てもらいながら添削してもらうことが効果的です。
さまざまな情報を見ることで結局、何をしたらいいの?と混乱することもありますが「考えすぎず、まずはしっかりと手を動かすこと」も重要です。オファー・スカウト型サイトに登録することでインターンシップや早期選考のオファーが届き、エントリーシート書く機会が増えます。
就活生の方は積極的にオファー型就活サイトを利用してみましょう。
走りながら軌道修正することが大切!
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- 現役の大学職員に添削してほしい
- まずは何から始めたらいいのだろう?
- 自分には自信をもって語れることが無い…
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