大学職員の採用面接で必ず質問されるのが自己紹介です。初対面の面接官にとって自己紹介は就活生の印象を決める大切な部分です。多くの就活生が「自己紹介では何に気をつけてどんなことを話したらいいかわからない」と悩んでいます。
なぜなら、これまでに小学校のクラス替えなど簡単に自己紹介をする機会はあったものの相手に伝わる自己紹介の方法について真剣に考えた経験がないからです。
- 自己紹介では何を話せばいいの?
- 自己紹介の練習方法がわからない
- 面接で気をつけるマナーはある?
当記事ライターの現役大学職員は面接官としての経験に加えて、これまでに50名以上の就活生からOB訪問を受けてきました。この記事では就活生が自己紹介を考えやすいようにボランティア・ゼミ活動・趣味の3つの観点で自己紹介の例文を掲載しています。
この記事を読むと自己紹介で話す内容だけでなく、就活生が間違えやすいポイント、面接で第一印象を良くするコツがわかります。学生時代に頑張った経験(ガクチカ)がない場合の対応方法についても解説しています。
結論は「面接官の求める内容を端的に回答する」ことで自己紹介だけでなく面接全体で好印象を与えることができます。多くの就活生は自己紹介で自己PRをしていたり、面接官が知りたい内容以外の回答に時間を使ったりと上手に自己紹介ができていません。
面接の冒頭に必ず行う自己紹介を適切に行うことができればそれだけで他の就活生よりも一歩リードすることができます。面接官からの印象が良くなることでその後の面接の雰囲気も和やかになるので事前の対策をして良い自己紹介ができるようになりましょう。
自己紹介では簡潔に自分らしさを伝えよう
面接の自己紹介は、第一印象を大きく左右する重要な要素のひとつです。自己紹介では、自分の在籍している大学、名前、学生時代に頑張ったことを端的に面接官に伝えることが目的です。
どんなことを伝えればいいか悩む場合は面接官の立場になって考えてみてください。面接官はあなたについてエントリーシート(ES)に書かれた内容しか知りません。そしてエントリーシートの内容をさらに詳しく聞いてみたいと思っているから書類選考を通過して面接に呼んでいるのです。
自分のことを全然知らない相手に自己紹介をするつもりで話しましょう。端的に自己紹介するためには「エントリーシートに書いたキーワード」を中心に話すことがポイントです。例えば、エントリーシートにバスケットボールを頑張ったエピソードを書いたなら「小学校から12年間バスケットボールに取り組み、最後までやり遂げる力を身に着けました」と伝えることであなたの取り組みや強みを伝えることができます。
自己紹介で自己PRをするのは就活生のよくある失敗例
面接の自己紹介で自己PRをしてしまうのは、就活生がやってしまう代表的な失敗例です。自己紹介は面接の冒頭で質問されることが多く、自己紹介の質問以外にも面接官はさまざまな質問を準備して臨んでいます。
自己紹介を簡潔に行うことで、その後の質問時間が確保されてあなたのことをより深く知ってもらうことができます。しかし、自己紹介で自己PRを長々と語ってしまうと面接時間がなくなるだけでなく、面接官からの印象も悪くなります。
面接は暗記した自己PRを発表するのではなく、面接官との会話を通じてあなたのことを理解してもらう場です。長々と自分だけが話すことが面接ではないので、質問と回答をテンポよく行いながら面接官が聞きたい内容を端的に答えるようにしましょう。
大学職員の面接で自己紹介すべき3つのこと
大学職員の面接で自己紹介をする際にどのようなことを話せばよいのでしょうか?短い時間で要点を面接官に伝える必要があるので次の3つに項目を絞って自己紹介しましょう。
- プロフィールと肩書き
- 学生時代に頑張ったことの概要
- 挨拶や感謝のことば
大学職員の面接では割り振られた時間に限りがあります。面接官も次の質問を用意しているので回答時間の取り過ぎは避けましょう。当記事ライターの現役大学職員トキも面接官を担当していた際は「面接の自己紹介で話すこと」の3点を知りたいと思って質問していました。
自己紹介は事前に準備ができるので、どんなことを何分くらいで話すのか練習をしましょう。
面接では最初にプロフィールと肩書きを伝えよう
面接官から自己紹介を求められたらあなたのプロフィールについて簡潔に話しましょう。
- 名前
- 在籍大学
- 所属している集団の肩書き
面接官は書類選考を通過したエントリーシート(ES)を手元に置いて面接を行います。自分の持っているエントリーシートが目の前にいる就活生と同一人物かを確かめる意味でも名前などのプロフィールはハッキリと伝わるように話しましょう。
あなたが自己紹介の冒頭でプロフィールについて話をする時、面接官は初めてあなたの話し方や表情を目にすることになります。アメリカ・カリフォルニア大学のアルバート・メラビアンが提唱した「メラビアン」の法則では聞き手に与える印象の割合が視覚55%、聴覚38%、言語7%で影響するといわれています。
面接に慣れていない就活生は話すことの内容ばかりに注意が向きがちですが面接官の目から入る情報は非常に重要です。ハキハキと笑顔で話しながらも凛とした姿を意識しましょう。
- それでは自己紹介をしてください
-
はい。○○と申します。現在は△△大学に在籍しており所属するテニスサークルでは会計担当を担っております。
学生時代に頑張ったことを簡潔に伝えよう
学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)がひとつだけではなく2つや3つあり全部話した方がいいのか迷っていませんか?面接の自己紹介はあなたの人柄を伝える貴重な時間なので学生時代に頑張ったことを簡潔に伝えましょう。
この時に複数あるエピソードの中で自分がもっとも質問してほしいことを強調して伝えることが大切です。自己紹介は自己PRの時間ではないので詳細に話して時間が長くなることは避けましょう。具体的な話し方は次のとおりです。
私は学生時代にバスケットボールと混声合唱団の活動、アルバイトを頑張りました。なかでもバスケットボールでの経験は人数の多い強豪サークルに所属しレギュラー落ちの挫折経験から計画性の大切さを学びました。
自己紹介ではあなたのプロフィールを面接官に伝えることが目的なので、学生時代に頑張ったことはひと言添えるくらいのつもりで話しましょう。
ガクチカをもっと話したい場合はどうしたらいいの?
あなたの自己紹介を聞いて面接官が気になった箇所は面接の中で質問してくれるので、聞かれてからより詳しい説明を行いましょう。その際に事前に提出したエントリーシートの内容と大きく異なる話をするのは絶対に避けましょう。
エントリーシート(書類選考)を通過して面接に呼ばれているので、面接官が詳しく聞きたい内容はあなたがエントリーシートに書いた学生時代に頑張った内容です。
提出したエントリーシートのコピーをとって面接前に見返そう!
自己紹介の最後は挨拶やお礼を伝えよう
私たち人間は相手の考えていることが言葉にしなくても分かるときがあります。しかし、面接官は初めて会う初対面の相手です。あなたが考えていることは言葉や態度で示さなければ相手に伝わりません。
自己紹介の最後は挨拶やお礼の言葉で締めくくりましょう。挨拶やお礼をされて嫌な気持ちになる人はいません。媚びを売るわけではなく自然にサラッと伝えて面接官からの質問に備えます。
- 「以上が私の自己紹介です。本日はどうぞよろしくお願い致します。」
- 「本日は面接の機会をいただきありがとうございます。」
大学職員の就活で面接に進むのは難しい
面接を控える多くの就活生は「うわ、明日面接だ!どうしよう…」とネガティブな感情を抱くものです。特に大学職員の面接では就活生の人柄や経験を中心に質問されるので「根掘り葉掘り聞かれそう…」という気持ちになるのは仕方ありません。
ですが、大学職員の書類選考を通過して面接に呼ばれている時点で実はすごいことなんです。大学職員の新卒採用は毎年人気でたくさんのエントリーがあります。大学職員の採用人数は1つの大学で多くて10名程度と非常に少ないため内定率は低くなるのが現状です。
採用担当者は1,000件以上のエントリーシートを受け付け書類選考を行います。その中であなたのエントリーシートに興味を持って「直接、この人から話を聞いてみたい!」と思ったから書類選考を通過し面接選考に呼ばれているのです。
書類選考でかなり人数を絞っているので面接に呼ばれた時点で内定が近づく!
大学職員の採用面接では、就活生の発言を否定するような圧迫面接を行う大学は少なく、面接を通じてあなたの考え方やこれまでの経験をより詳しく聞くために面接官はいろいろな角度から質問を繰り返します。面接官は面接によってあなたの人柄や行動力を見極めようとしているのです。
当記事ライターの現役大学職員トキもリクルーター活動などで就活生と面接をしてきましたが、面接する側の立場になると就活生が想像する以上に相手の考えていることが発言や仕草などで伝わるものです。毎年、100人以上の就活生を相手に面接をしている面接官ならなおさら就活生の考えを見抜いています。
「いろいろ聞かれるとイヤだな…。」という感情ではなく「私に興味を持ってくれてありがとう」という気持ちで面接に臨むことができれば結果も大きく変わります。最初のうちは緊張で難しいですが模擬面接を重ねるなど練習することで確実に面接に対する耐性をつけることができるので惜しまずに頑張りましょう。
大学職員が考えた面接で使える自己紹介の例文3選
自己紹介で話す内容を意識して自分なりの自己紹介を考えましょう。ひとりで自己紹介を考えるのが難しい場合はお手本となる自己紹介を参考にすることも効果的な練習方法です。現役の大学職員が考えた自己紹介の例文を3つ紹介します。
大学職員の自己紹介「ボランティア活動を伝える」
私は勉強とボランティアのことを話したいと思います。
○○大学△△学部4年のモモです。
大学では、地域社会学のゼミに所属しており、特定地域へのヒアリングや参与観察を行っています。
学生時代に頑張ったことは学部1年生の頃から行っている児童館のボランティア活動です。親御さんとの会話から問題の原因を探す経験を積んだことが、今後の社会人生活でも役立つと感じています。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願い致します。
大学職員の自己紹介「ゼミでの役職経験をアピール」
僕はゼミ長で調整役をしてきたことをアピールするよ!
○○大学△△学部4年のトモです。
大学では金融論のゼミに所属しておりゼミ長をしています。ゼミ長としての役割はさほど多くはありませんが東京証券取引所にゼミ訪問をした時の経験は社会人の方と関わることができた良い経験になりました。
このほかに幼少期から大学まで続けているサッカーで培った継続力や忍耐力、目標設定から達成までの一連の経験は大学職員になっても活かすことができると考えています。本日は、どうぞよろしくお願い致します。
大学職員の自己紹介「趣味をベースに自分らしさを伝える」
私は趣味をガクチカにして話します。
○○大学△△学部4年のサキです。
大学ではホテルのアルバイトにやりがいを感じて頑張りました。
ホテルマンとしてお仕事をする中で、地域ごとにホテルの特徴やサービス内容が異なることに気づきました。次第に、気になるホテルを調べて宿泊のために旅行に行くことに喜びを感じるようになり、今ではホテルに泊まることが趣味になっています。本日は、どうぞよろしくお願い致します。
大学職員の面接で落ちないためのマナー
大学職員の面接でも最低限のマナーが求められます。以下に記載するようなマナーは大学職員に限らず民間企業などの面接でも必要なマナーなので意識しておきましょう。
- 受付には10分前を目安に到着する
- オンライン面接の場合は5分を目安にアクセスする
- 待合室では他の就活生と雑談しない
- 面接会場に入る前にはドアをノックする
- 「おかけください」と言われてからイスに座る
これらは面接が始まる前のマナーでたくさんの就活生がクリアしています。ですが、就活生の多くが間違える面接でのマナー違反があります。面接最中のマナーは意識していないと実践するのが難しい次の2つです。
- 結論から話す「結論ファースト」にすること
- だらだらと話さずに端的に質問に答えること
面接では結論から話すことが受かるためのコツ
面接では就活生に与えられた時間は非常に短いです。そのため結論から話さずに前置きを延々と話す就活生は面接官にとって大きなストレスになります。面接官も書類選考を通過したエントリーシート(ES)を参考に質問したい内容を考えているため「いつまでたっても1つ目の質問の回答が返ってこない」と思われないように気をつけましょう。
結論から話さずに前置きや状況説明ばかりに時間を使っていると就活生自身も頭の中で「あれ?何について質問されたっけ?」と質問内容がぼやけてしまいます。結論から話すことで最初に回答することになるので質問内容が飛ばずに適切な回答を行いやすくなる効果もあります。
面接官の質問には端的に答えると落ちにくい
大学職員の面接では端的に回答することが大切です。面接で落ちてしまう就活生がやりがちな間違いとして「自己紹介なのに自己PRをしてしまう」という事例があります。
面接官は自己紹介を求めているのに就活生が延々と自己PRをしてしまうと話がかみ合いません。それどころか面接官が聞こうと思っていた質問ができないまま面接時間が終了してしまうことがあります。
大学職員の面接では多様な人々と仕事で関わることを想定して就活生の人柄を見るような質問が続きます。面接官が気になった部分は追加の質問をされるので「あれもこれも言わないと!」と焦ることなく面接官の質問を待ちましょう。
- 自己紹介ではなく延々と自己PRをしてしまう
- 面接ではとにかくアピールすれば良いと思っている
- 回りくどい話し方をして結局なにを伝えたいのかわからない
面接での自己紹介は初対面の面接官に対してあなたを印象付ける大切なチャンスです。面接の冒頭から「自己紹介が長すぎる。この就活生は質問の趣旨を分かっていない…」と思われないように気をつけましょう。
自己紹介で第一印象を良くするコツ
面接の印象を良くするためには自己紹介で面接官から好感を持たれる必要があります。面接の冒頭で必ず質問される自己紹介を的確に行うことで、その後の質問内容や回答の印象を大きく左右します。
自己紹介で好印象を与える方法は次の3つです。どれも当たり前のことですが面接本番は緊張して自分が思うほどできていない就活生が多いのが現実です。あなたは面接の際に取り組むことができているか振り返りましょう。
- 聞きやすい声量ではっきりと話す
- 自然な笑顔で表情を柔らかくする
- 面接官の目を見て話す
面接では適切な声量ではっきり話すと好印象
面接で好印象を与えるためにまず大切なことが適切な声量でハキハキと話すことです。当たり前のことですが、緊張している場面ではつい声が小さくなることがあります。
「就活生が話している内容が聞き取れずに何度も聞き直す」ということは面接官にとって大きなストレスになります。面接では就職後に活躍するイメージが持てるか判断しているので、話の内容以外でマイナスな印象を与えないように気をつけましょう。
適切な声量というのは「とにかく大きな声で話す」ということではありません。大きすぎる声は逆に「その場に合わせた対応ができない」と面接官に判断されます。適切な声量で話をするためには練習して自分以外の人からアドバイスをもらうのが効率的です。模擬面接では実際の面接会場を想定して面接官と就活生の距離を一定程度離した状態で行いましょう。
最近はマスクをしたままの状態で面接を行う場合もありますが、マスク着用時は声量や聞き取りやすさが格段に下がるので注意しましょう。就活生がどのように言葉を発したかではなく面接官にどのように聞こえるかが重要です。
オンラインでの面接がある場合は通信環境や音声の解像度も重要です。いきなり採用面接に臨むのではなく事前に接続テストや音声テストを行っておきましょう。
面接で緊張せずに表情を柔らかくする方法
話をしていて表情が柔らかく豊かな人は「柔軟」「余裕がある」などの好印象を与えやすいです。面接では緊張しないように気をつけていてもつい緊張してしまう就活生が多く存在します。
当記事ライターの現役大学職員トキはこれまでに30名以上の就活生からOB訪問を受けてきた中で面接で緊張する就活生にはある特徴があることに気がつきました。
緊張してしまう就活生は「しっかりアピールをしなくてはいけない」と自分自身で過度なプレッシャーをかけている状態ということです。自身でプレッシャーをかけてしまうのは、それだけ志望度が高く「絶対に落ちたくない」という気持ちの裏返しなので十分理解できますが、過度なプレッシャーは逆効果です。
適度な緊張は悪いことではない
過度なプレッシャーを自分自身にかけている状態は「自分を現状よりも良くみせよう」と背伸びをして無理をしている状態です。当然ですが無理をした状態では身体の筋肉は硬直し、自然な表情や笑顔で話すことはできません。
面接で緊張することなく自然体で話をする方法は、無理をして今以上の自分を演じるのではなく「現在の自分を思いきり表現しよう」と考え方を変えることです。
就活の面接では「理想の自分を演じて無理をする」就活生と「いまの自分を表現して伝える」就活生の2つに分かれます。面接官が求めてるのは後者の「いまの自分らしさを教えて欲しい」ということです。
面接が就活生からの一方的なアピールの場ではなく、面接官と会話する場であることを理解した就活生は過度な緊張をせずに自然な姿で面接に臨むことができます。面接官の立場になって考えることが難しい場合は面接官が面接で見ているポイントを理解することで伝わりやすい回答を考えることができます。
ガクチカがない場合は面接で趣味について話す
ガクチカとは学生時代に頑張った取り組みの略語で2014年ごろから使われるようになりました。ここ数年間は長期間に及ぶ外出自粛や大学講義のオンライン化によって、これまでのサークル活動のようなガクチカがない学生が就職活動を行っています。
そんな状況の中で就活生の多くが直面するのが「面接で話せるガクチカがない…」ということです。就活を終えた先輩や就活ノウハウ本では「とにかくガクチカを準備しろ」とアドバイスされます。
- サークルやアルバイトができなかった
- ゼミに所属していないし卒論も書いていない
- 胸を張れるようなガクチカがない
結論、ガクチカがない場合でも面接で頑張ったことを話すことができます。就活生の多くが悩むガクチカがないという状況は頑張ったことがないのではなく、就活テンプレートに当てはまるガクチカがない状況です。学生時代に夢中になったことが本当に何もないのか視野を広げて考えて見ましょう。
ガクチカを考えるときはできなかったことではなくできたことを思い浮かべてみましょう。状況が違えば去年までと同じ取り組みでも工夫したことや頑張ったことがあるかもしれません。ガクチカはサークルやゼミに限定する必要はなく趣味や推し活動に関することでも大丈夫です。
大切なことは成果ではなく過程や考え方を面接官は見ている
ガクチカに悩む就活生の多くは取り組みの成果ばかりを気にします。ですが面接官が知りたいのは結果ではなく頑張った過程や工夫したこと、あなたの考え方についてです。例えば学生時代に熱中したことが趣味である場合を想定したガクチカの例文を見てみましょう。
ガクチカで趣味について話すときの例文
たとえ趣味でも、掘り下げると工夫していることがあるわ!
私が学生時代に頑張ったことは趣味を通じて人々に価値提供をすることです。私はホテルでの宿泊を趣味にしていて大学1年生の頃からアルバイトで貯めたお金を工面しながら全国各地のホテルに宿泊しています。ホテルでのアルバイトがきっかけでホテルごとのサービス内容やデザインの違いに興味を持ちました。
宿泊したいホテルを探すときはインターネットで事前にリサーチをしているのですが、なかにはお部屋のイメージがホームページだけでは分かりにくかったり、サービス内容が書かれていないホテルも存在していました。宿泊する人が不安を抱えたままホテル予約をしなければいけない現状に大きな課題を感じていました。
そこで私は「頑張って貯金したアルバイト代を使ったホテル選びで失敗したくない」という想いからSNSを使って宿泊した人に直接口コミを聞くようにしました。
最初は連絡した相手からインターネット上の顔の見えない相手いうことで、連絡が返ってこなかったり警戒されたりと欲しい情報を提供してもらえないこともありました。しかし自分が宿泊したホテルの内容を主体的にSNSに掲載することで、私の人柄や生活感が見える化されて自然と情報が集まるようになりました。
今では「どのような発信をしたら相手が喜んでくれるか」と考えながらSNSを活用するという新しい趣味も増えて、あの時、挑戦してよかったなと感じています。インターネット上でも画面の向こうにいるのは人間なので状況が見えにくい時ほど相手の立場を想像して行動することを忘れずに大学職員として頑張りたいです。
まとめ
面接の冒頭に話す自己紹介は就活生の第一印象を決める重要な部分です。面接官はたくさんの質問を事前に用意して臨んでいるので長々と自己紹介をすることは避けましょう。自己紹介で話すべき項目は次の3つです。
- プロフィールと肩書き
- 学生時代に頑張ったことの概要
- 挨拶や感謝のことば
自己紹介は自己PRの時間ではないので端的に回答することが求められます。大学職員の面接では就活生の人柄を知るための質問が数多くされるため学生時代に頑張ったことをひと言添えることで面接官に質問されやすくなります。大学職員が考えた自己紹介の例文3選を参考に自己紹介で話す内容を準備しましょう。
面接で好印象を与えるためには大学職員の面接マナーを意識しましょう。面接官がストレスに感じるような行動は避けて話の内容を集中して聞いてもらう環境をつくることが大切です。
- 結論から話す「結論ファースト」にすること
- だらだらと話さずに端的に質問に答えること
面接で緊張することは志望度が高いことの裏返しなので仕方ありません。緊張してしまうことを不安に思うのではなく緊張した状態でも自分らしく自己紹介をできるようになることが大切です。
面接が上手くなるためには練習するしかありませんが回数を重ねることで確実に効果がでます。選考を通過するなど結果がすぐに分からない面接練習はしたくない就活生はオファー・スカウト型就活サイトで面接に臨みましょう。面接を数多く受けられるだけでなく早期に内定獲得をするチャンスが広がります。
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