転職において大学職員は「安定していて公務員より高年収のホワイト転職先」として人気を集めています。
- 大学職員にどうやったら転職できるの?
- 大学職員の転職求人はどうやって探すの?
- 転職に有利になる情報を大学職員から聞きたい!
インターネット上にある大学職員への転職ノウハウは、どこか抽象的です。
抽象的な原因は「現役の大学職員が書いていないノウハウ」だからです。
この記事では転職組の同僚がいる現役の大学職員が大学職員に転職するための方法を紹介します。
- 大学職員に転職する方法がわかる
- 転職でアピールすべき能力がわかる
- 転職の志望理由・面接対策がわかる
大学職員に転職するために、転職ステップを理解して、転職の可能性を1%でも高めましょう。
頑張るための方向を間違えずに継続して転職活動を行うことが重要です。大学職員への転職ルートは年齢によって2つに分かれるので、対策法とあわせて確認しましょう。
大学職員に転職するための方法
大学職員に転職するためには、次の順番で行動することが必要です。
- 大学職員への転職求人を探す
- エントリーシートや職務経歴書を提出する
- 面接をする
- 採用
以下の記事では、大学職員に転職するためにやるべきことを6ステップで紹介しています。現役の大学職員が転職求人が出やすい時期や年代ごとに求められる能力について解説します。これから大学職員をめざす方は必ずチェックしておきましょう。
大学職員への転職を成功させるために重要なことは、「希望する転職求人に出会うこと」です。大学職員の採用人数は1大学あたり年間3名~10名と非常に少なく、新卒採用を除いた中途採用の求人はさらに少なくなります。
大学職員への転職求人は良い条件の求人ほどすぐに埋まります。まずは、大学職員の転職求人を探すために、転職サイトを活用しましょう。
大学職員の求人がない転職サイトに登録するのは効率が悪い
せっかく転職活動を頑張ろうと思っても、大学職員の求人を扱っていないサイトに登録してしまうと意味がありません。
限られた時間で転職活動を成功させるためにも、「大学職員への転職求人を豊富に扱う転職サイト」に絞って転職活動をすすめることが重要です。
大学職員への転職ルートは2つある!
大学職員に転職するためには2つの方法があります。
年齢によって、対象となる転職方法が変わるので確認しておきましょう。
- 第二新卒枠で応募する(22歳~25歳程度)
- 中途採用枠で応募する(26歳以上)
第二新卒で大学職員に転職する場合
第二新卒とは、一般的に学部卒業後、約3年以内に転職をする層を指すことが多いです。
大学職員の転職求人においても、25歳前後までの転職者を対象に第二新卒枠を用意して転職求人を出しています。
第二新卒で大学職員への転職を目指している方は、新卒向けの大学職員採用スケジュールを理解したうえで、大学ホームページと転職サイトの2つを確認しましょう。
第二新卒の年齢なら早いうちが転職のチャンス!
中途採用で大学職員に転職する場合
大学職員への転職の中でも求人数が多いのが、中途採用による転職です。
対象になるのは26歳以上の社会人経験者です。
働き盛りとされる30代を中心に中途採用の求人を出している大学が多くあります。
中途採用を考えている方は、転職サイトを確認して求人を探しましょう。
転職サイトだけでなく、転職エージェントを活用することで一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえる可能性があります。
採用担当者や転職エージェントが見る可能性が高い転職サイトのプロフィールなどはしっかりと記載しておきましょう。
大学職員に転職するために必要な能力は3つある
大学職員に転職するためには、どんな能力が求められるのでしょうか?
「大学が求める能力を面接でアピールできるか?」が転職を成功させる大きなカギとなります。
- 人との調整力
- 主体的に挑戦した経験
- 複数の業務を同時進行する力
大学職員への転職で求められる能力は調整力・主体性・マネジメントの3つです。
すべての能力を完璧に備えている必要はなく、どれかを満たしていれば面接でアピールすることができます。
大学職員の仕事は、想像以上に多くの人々と関わります。
「単純な事務作業」ではなく、大学教員と仕事をしたり、学外の企業人との交渉など、利害が一致しない人々の間に入って調整役になることもあります。
大学職員の仕事を理解するためには、大学職員がかかわる人々についてまずは理解しましょう。
自分がアピールしたい能力を絞ろう!
大学職員への転職にdodaが向いている理由を現役大学職員の目線で解説しています。
まだ、dodaで大学職員の求人を探していない方は以下の記事を参考にしてください。
大学職員に転職するための志望動機を考えよう!
大学職員に転職する際に、必ず質問されるのが志望動機です。
本記事ライターの大学職員トキも公式LINEで相談を受け付けていますが、よく相談される内容に「学生時代の就活で志望動機に苦労した」というものがあります。
志望動機に苦労した経験がある方も、志望動機を構成するための考え方を理解すれば相手に伝わる志望動機をつくることができます。
大学職員に転職する際の志望動機では次の構成をイメージしましょう。
学生時代の取り組み+社会人経験=志望動機
転職で失敗する例として、「現職の経験だけで志望動機を考えて煮詰まり行動できない」というものがあります。
社会人での経験は、学生時代の取り組みの延長線上にあるので、無理に分けて考える必要はありません。
過去の連続がいまに繋がっていると考えましょう。
志望動機の構成をイメージしよう!
突然、真っ白なキャンバスに「自由に絵を描いていいよ!」といわれると困りませんか?大学職員の志望動機を考える場合もこれと同じで、白紙の状態から考え始めると時間が足りずに悩んでしまいます。
志望動機を考える際は、次の構成をイメージして内容を盛り込んでいきましょう。
- 結論「~だから志望している」
- 理由「なぜなら~だからです」
- 理由の説明「~と思う。それは○○の経験から」
- 納得感の提供「~の実績がある。~に挑戦したいから」
志望動機は長く書けば良いということはなく、むしろ逆効果です。要点が明確になっていない志望動機ではなく、要所を抑えた納得感のある志望動機を考えていきましょう。
どうしてもうまく志望動機が書けない場合は、お手本となるような志望動機をたくさん読んで、表現方法や書き方の型を覚えましょう。志望動機を書いた経験が少ない場合はすぐに書けなくて当然なので、焦らずまずは勉強しましょう。
転職活動を継続するために大切なことはひとりで燃え尽きてしまわないことです。転職活動を辞めてしまったら、せっかく転職が成功する可能性があっても結果につながりません。
大学職員に転職するための相談相手は転職エージェント、ハローワーク、現役の大学職員の3つに分かれています。以下の記事では相談内容ごとに適切な相談相手を紹介しているので参考にしてください。
大学職員に転職するときの面接対策は「言い換える」こと
現職や学生時代の経験を活かした志望動機ができあがったら、次はいよいよ面接です。
大学職員に転職するときの面接対策では「相手によって伝え方を変える」ことが大切です。
社会人経験のある転職活動中の方は、日頃の打ち合わせをイメージしてみてください。
部長向け、係長向けに言い回しや分量を変えているなぁ~
上司に話をするときに、現場の状況を良く把握している係長には用件だけを端的に話し、部長には前提条件から話したりと言い換えをしますよね。
転職における面接でも、伝える内容を言い換える力が求められます。
伝えている内容は同じでも、相手との会話を通じて「何をどの程度話すのか」を考えなくてはいけません。
この言い換えの対策については、新卒採用での最終面接の場面で心がけたい対策と似ている部分なので、参考にしましょう。
転職では必ずされる質問が5つある
大学職員に転職する際に必ずされる質問があります。
どの質問も面接官が知りたい内容ばかりなので、準備をしっかりとすることで自分の話したいことを伝えることができます。
- 自己紹介
- これまでの経験
- なぜ大学業界で働きたいのか
- なぜこの大学を志望しているのか
- どうやって大学職員として貢献していくか
転職の面接では「これまでの経験」を参考に転職後に活躍できるイメージが湧くかどうかを選考されます。
現職(前職)の経験を整理して、大学職員に転職しても活かせる再現性のある経験談を探してみましょう。
面接で重視されるポイントをまとめているので参考にしてください。
まとめ
大学職員に転職するための方法は2つです。
- 第二新卒枠で応募する(22歳~25歳程度)
- 中途採用枠で応募する(26歳以上)
大学職員への転職にむけて志望動機を白紙の状態から考えるのは非常に大変です。
志望動機の構成をしっかりとイメージしてから考え始めるようにしましょう。
- 結論「~だから志望している」
- 理由「なぜなら~だからです」
- 理由の説明「~と思う。それは○○の経験から」
- 納得感の提供「~の実績がある。~に挑戦したいから」
大学職員への転職を成功させる上で、重要になるのが大学職員の転職求人に出会うことができるか?という点です。
大学職員の転職求人は、現役の大学職員もさらに良い待遇を求めて探していることがあります。
良い求人ほど応募期間が短くすぐに埋まってしまうので、まずは求人情報を探しながら転職活動を始めてみましょう。
当記事ライターの大学職員も毎月、転職求人を見ていますがリクルートエージェントには魅力的な大学職員の求人が多いです。
実際にリクルートエージェントを利用した方の口コミや評判をまとめてみたので参考にしてください。
大学職員への志望動機や業務理解がいまいち分からない…という方は、大学職員へのOB・OG訪問も効果的です。
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