大学職員の採用面接では「採用後に活躍できるか?」という点をみるために面接官はさまざまな質問をします。面接対策をするためには、大学職員に必要な能力を把握して自分に置き換えて回答する必要があります。
大学職員は学生だけでなく、社会と密接に関わる職業です。なぜなら、大学職員が働く大学は企業と共同研究を行ったり、卒業生が民間企業に就職したりするため、大学の中だけでは完結しない仕事がたくさんあるからです。
当記事ライターの現役大学職員トキはこれまで100名以上から大学職員への就職相談を受けてきましたが、大学職員への就職が上手くいかない人には「大学業界以外の知識が少ないため、志望動機が弱い」という共通点がありました。
この記事では、大学職員の面接で実際にされた質問を紹介しながら、面接で質問されるポイントを紹介します。この記事を読むことで、大学職員の面接を突破するために必要な対策方法がわかります。
結論、大学職員の面接で見られるのはあなた自身の人柄と大学業界に就職する志望理由です。大学職員として採用されるためには、さまざまな年齢、肩書、背景の方々と円滑にコミュニケーションを図る能力が必要です。つまりは、対人関係を円滑に進めるための人柄とそれを支えるための豊かな知識が求められます。
大学職員の採用面接ではあなたの人柄を見ている
大学職員の面接では「この人と一緒に働きたいか」という点が見られています。つまり、あなた自身の人柄について面接官は知ろうとしています。
大学職員の仕事は、多くの人々と関わり、コミュニケーションを重ねて業務を行います。単純な事務作業だけをする事務員ではなく、総合職として交渉や調整業務などを行うためあなたの人柄を重視して選考されるわけです。
大学が求める人物像は求人を見ればわかる
どのような人物が求められているかを知るためには大学の採用ページや求人を見てみましょう。
大学ごとに「大学職員として求める人物像」が掲載されているため、大学職員の面接を受ける際は自分の強みや特徴を理解して、大学が求める人物像に当てはまることをアピールしましょう。
実際に以下の求人には求める人物像として次のような記載がありました。
大学職員になるために特別な資格取得は不要です。ですが、コミュニケーション能力や行動力、協調性など目には見えずらい能力が求められます。
そのため、面接では志望する大学が求めている人物像を意識して、自分の能力や想いなどを面接官に伝えるための準備や工夫が大切になります。
大学職員の面接は一般的な面接形式で行われる
大学職員の面接は業界特有の特殊な面接があるわけではなく、民間企業の就活・転職と同じような形式で面接が行われます。
- 集団面接
- グループディスカッション(GD)
- 個人面接
大学職員の面接だからといって特別な準備をする必要はなく、自分自身の自己PRや志望動機をしっかりと面接官に伝えるための準備をしましょう。
大学職員の面接で面接官に質問されること
大学職員の採用面接では「大学が求める人物像」と合致しているかを選考するための質問がされます。面接官はいろいろな角度からの質問を通じて、「この人は採用後にうちの大学で活躍できるか?」ということをイメージしようとしています。
具体的には、以下のような質問を大学職員の面接で受けることになります。
- あなたはどんな人か説明してください!
- 他の人と協力して取り組んだ経験はありますか?
- あなたは大学にどのように貢献することができますか?
- 大学が果たすべき役割は何だと思いますか?
実際に面接で質問されました!
大学職員の採用面接で質問される内容は「誰かと協力した取り組み」について質問されることが多いです。特に年齢・性別・立場・背景などが異なる相手と協働した経験は大学職員になってから必要となる能力なので、自分の中に関連するエピソードがないか振り返ってみましょう。
反対に一人で黙々と作業したような取り組みは他者との関わり方が想像できないため、面接の場では好まれないので気をつけましょう。
面接官が知りたい内容は「あなた自身の人柄や考え方」です。そのため、面接ではこれまでの取り組みに関わる質問とあなたの考え方を聞くような質問を受けることになります。
- あなたがこれまでに頑張ってきた経験について
- あなた自身の考え方や意見について
大学職員の採用面接で聞かれる質問で意識するポイント
- あなたの人柄について聞かれる質問
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「あなたは友人からどのような人だと言われますか?」など、あなたの人柄に関する質問をされたときは大学が求める人物像を意識して回答するようにしましょう。
新入職員や中途入職の中堅職員には挑戦する姿勢を求めている大学の場合、課題に対して取り組んだ経験をもとに人柄を伝えてみましょう。
ただし、自分の人柄を偽って伝えることはやめましょう。入職後に本来の自分とは異なる姿を演じ続けないといけなくなり、大学だけでなく本人にとっても不幸になります。人にはさまざまな面があるため、自分の人柄についていろいろな角度から伝える練習をしておきましょう。
人柄を聞かれたときの回答例私は初対面の人と打ち解けるのが得意です。お互いの関係性を良くするためには自分から積極的に相手に興味を持ち話しかけることことが大切だと考えます。
アルバイト先では雑談だけでなく業務上の会話を通じてコミュニケーションを取ったことで業務効率化に繋がり全員の負担を軽減しました。同僚からは「話しやすいだけじゃなくて一緒に考えてくれるから心強い」と言ってもらえて自分に自信がつき自分だからできることを探して行動することの大切さを学びました。
- 周囲の人と一緒に取り組んだ経験について聞かれる質問
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「これまでに頑張った取り組みを教えてください」など、あなたの取り組みや成果について質問される場合は、他の人と協力したり周囲を巻き込んだ経験をもとに伝えましょう。
大学にはさまざまな考え方や背景をもった人々がいるため、大学職員には相手の立場にたって共感したり耳を傾ける姿勢が求められます。
周囲と協力するためには自己主張だけしていては上手くいかないため、あなたが他人に配慮したり寄り添うことができることを証明しましょう。
周囲と協力した取り組みの回答例ゼミで行った商店街活性化プロジェクトを頑張りました。5人で1つのチームを編成して取り組む中でなかなか意見が合わない場面がありました。私は個々に話をして「ひとりひとりの取り組み目的が違う」ことが一致団結できない原因だと考えました。
そのためメンバーで話し合い「単なるゼミの取り組みではなく商店街の人たちの失礼のないよう必ず成果を出す」ことを共通目標に設定しました。お互いの役割を明確にすることでチームの息も合いました。私の最後までやりきる責任感を発揮して皆さんに感謝されたことは今でも私の原動力です。
- あなたの強みについての質問
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「あなたは大学にどのような貢献をしますか?」など、あなたの強みについて質問される場合は、これまでの経験談を交えて伝えることを心がけましょう。
あなたが感じる志望大学の課題を取り上げて、その課題を解決するために自分の強みが活かせることをアピールします。あなたの強みについて質問された場合は、面接までにどれだけ自己分析をして言語化できているかの事前準備が重要になります。
強みを聞かれた時の回答例私の強みは最後までやり遂げる力です。これによりどんな取り組みでも必ず成果を得ることができます。過去の受験失敗という後悔から「できることは全部やる」という決意をしたことでこの強みが身に付きました。
現職の営業職においても多くの顧客から「ここまでやってくれてありがとう!」という感謝の言葉をたくさんいただきます。これは自分ひとりでは時間に限りがあるので最後までやり遂げるために社内資源を活用したり、複数提案を考えて顧客の課題を交通整理する工夫をしている成果です。転職後も答えのない課題に私の強みを発揮して挑戦したいです。
大学職員の面接で質問されることの多くは、事前の準備がとても大切になります。自己分析や大学分析など面接までの間にしっかりと準備ができていれば答えられる質問が多いです。しかし、準備不足の状態だとあいまいな回答になってしまい面接官の印象に残らない結果となります。
面接に向けた事前準備の方法については、面接で質問される内容をイメージしながら想定問答を考えてみましょう。自分の中で答えやすい質問と答えにくい質問が明確に分かれます。
大学職員の面接で質問されるさらに詳しい内容は以下の記事にまとめています。
大学職員に必要な能力3選
大学職員の仕事内容について、世間一般にはあまり知られていないことが多いです。その一方で、大学職員という職業を知っている一部の志願者はいろいろと下調べを行い詳しい知識があるため、話をする中で理解度の違いが伝わってきます。
大学という職場は学生だけでなく、地域住民や企業人など多くの方が出入りする多様性のある環境です。さまざまな年齢、背景、思考をもった方々と接する大学職員に求められる能力は次の3つです。
- 話し合いで物事を推し進める力
- 前例のない課題に挑戦する力
- 正確に素早く行動する力
大学職員に求められる能力の中で、自分の強みやこれまでの経験で当てはまるものがないか考えてみましょう。面接ではこの能力が身についていることをアピールすることで面接官が「入職後に活躍できそうだ!」と感じて内定に近づきます。
大学職員になるために、航空パイロットのような特別な能力や資格※1は必要ありません。(※1パイロットの場合、年齢制限24歳以下、身長制限158cm以上190cm以下、視力基準などが求められる。)
大学職員に必要な能力を理解して面接までの事前の準備を行いましょう。
大学職員は話し合いをする機会が多い仕事
大学職員が仕事をするうえで欠かせないのは、会議や学生相談など人と話をすることです。
大学職員は事務仕事のイメージが強く、ひとりで黙々と事務作業をしている印象がありますが、実際は毎日誰かと話をしています。1日の仕事の中で誰とも話をしない日はないです。
大学職員に求められる「話し合いで物事を推し進める能力」を理解するためには、日々の仕事で関わる人々をイメージしましょう。年齢や性別、抱えている悩みや相談事が全く異なる人々と話をする必要があります。
- 自分が抱えたことのない悩みをもつ学生
- 専門分野に精通している大学教員
- 親世代と同じ派遣職員・パート職員
- 大学業界と全く別業界の業者・企業人
- 定期的にキャンパスを訪れる地元住民
- 母校愛に溢れ、社会で活躍するOB・OG
このように大学職員は仕事をする上で、さまざまな方と接することとなります。なかには自分が経験したことのない悩みを抱えた学生や特定の分野に精通した教員から相談を受けることがあります。
つまり、自分と異なる環境で過ごした方や価値観の違いを理解して人々と話をすることが大学職員には求められています。
人と話す能力は大学職員に欠かせない要素!
大学職員として仕事をしたり、提案して改善するためには人と関わることが不可欠です。大学職員が働く大学という職場には学生や教員だけでなく、社会から様々な要請が届きます。
大学が掲げるポリシーに則って、物事を推し進める必要があり、大学職員は先頭に立って仕事をすることが大切です。
教員と毎日のように仕事の話をするわ!
これからは課題に挑戦できる人が求められる
大学は経済的利益を追求して資本活動を行う場ではありませんが、大学に入学する学生や学費負担者の保護者、共同研究を引き受ける民間企業など、大学に関わる多くの人々は資本経済と接点があるため、大学も景気の動向に左右される側面があります。
独立行政法人経済産業研究所によると日本の実質賃金は2000年頃から停滞し、2010年~2018年の8年間で1.2%しか成長していません。
さらに厚生労働省の人口動態統計によると将来の大学生になる可能性がある新生児の出生数も8年間連続で減少するなど、非常に厳しい状況になっています。このような状況で大学は昔からの体制を維持するだけでなく、柔軟に変化して時代に対応することが求められています。
変化を恐れて挑戦できない大学は淘汰されていく
大学が変わるためには、大学の経営を担う大学職員が行動する必要があります。
- 前例のない課題に対して挑戦することができる
- 変化に応じて柔軟な思考で常に複数の選択肢をもっている
- 大学独自の強みや特徴を最大限活かすことができる
このような大学職員が今後の10年間では必要になります。面接でもこれまでの挑戦を説明して、課題発見や挑戦力をアピールしましょう。
日本の18歳人口が減少傾向にあると数十年前から警笛が鳴らされています。2023年度の出生数は72万人、2022年度比で4万3482人の減少で8年も連続して減少しています。(出典:NHK)
日本の実質賃金は2000年頃から停滞し、2010年~2018年の8年間で1.2%しか成長していない。(出典:独立行政法人経済産業研究所)
大学職員には正確に素早く行動する力が必要
大学職員の業務の中には、事務的な仕事もありますが大学の信頼につながる重要な仕事ばかりです。1人が複数の担当業務をかけ持つこともあります。
そのため、大学職員は責任ある仕事をスピーディーかつ正確に遂行していく必要があります。
- 学生の成績管理
- 学位授与に関する業務
- 入学試験の合否
これらは「うっかりミスした」では済まないケースです。
大学は文部科学省から認可された学位授与機関として、正確に学位授与を行う必要があります。加えて、卒業生も含めると何十万人分もの成績を紛失することなく管理する必要があります。
大学職員は周囲と協力しながら仕事を進める!
1人の大学職員が複数の業務をかけ持つため、自分ひとりでは仕事が回りません。そのため職場にいる派遣スタッフ・パートスタッフに協力してもらいながらチームで仕事をすすめます。
派遣スタッフやパートスタッフに仕事をお願いするためには、すべてを丸投げするのではなく業務における全体像を把握して進捗管理を行う必要があります。また、質問に対して瞬時に回答する判断力や決断力も求められます。
「人に仕事をお願いする力」というのも若手の頃から求められるスキルのひとつです。
年齢を問わず専任職員の責任は大きい!
大学職員に求められる能力を理解するためには、大学職員がどんな仕事をしているのかを知ることが近道です。志望動機や面接対策をするためにも以下の記事で大学職員の仕事内容を理解しましょう。
大学職員の面接で面接官が見ていること
大学職員(専任職員)は多くの人と関わり複数の業務を周囲と協働していく総合職です。そのため、採用面接で面接官はさまざまな観点から就活生・転職活動中の方の人柄を見ています。
- 価値観の異なる人とどのように接してきたか?
- 困難にどのように立ち向かってきたか?
- 挑戦する力があるか?
本記事ライターの現役大学職員も就活生だった頃、民間企業も含めて50社以上の選考を受けてきましたが、大学職員の面接で質問される内容には「私の人柄」に対する質問が他の業界に比べて多かったです。
- 志望理由
- 学生時代・現在の勤務先で頑張ったこと
- あなたはどんな人物なのか?
大学職員の採用は人柄を重視しているよ!
大学職員は親世代の教員や年下の学生など幅広い年齢層と関わるから人柄が重視される!
この数年間で大学職員の採用試験にも変化があり、面接だけでなく、中堅・若手職員で構成されたリクルーターによる面談を行う大学が増えています。
リクルーター面談を実施する理由は、入職後に同僚として一緒に仕事をする中堅・若手職員から見て「一緒に働きたい!」と思えるかどうかをチェックするためです。
大学職員のリクルーター面談の場合も基本的には面接で見られるポイントを中心に選考されます。そのため、同僚となる中堅・若手職員と共に仕事をするイメージを持ちながら自分のアピールポイントを伝えることが大切です。
大学職員に就職するためにやるべきこと
大学職員が働く大学は社会と密接に関わり合って成り立ちます。学校法人は利益を追求することを目的としない非営利団体ですが、毎年多くの卒業生を社会に送り出し、課題解決のために民間企業と研究プロジェクトを組んだりしています。
- 卒業生を毎年、社会に送り出す
- 研究成果を社会に還元する
- 学費負担者の多くは社会で活動
大学職員は現代社会のしくみや民間企業の業界情報を知らないと仕事になりません。学生から相談を受けることが多い大学職員が社会人として未熟であったり、社会のことを何も知らなければ学生も相談に来なくなります。
普段の仕事をスムーズに行うだけでなく、大学職員として信頼されるためにはまずは現代社会についての理解を深めましょう。「民間企業や経済のしくみについてあまり知らない」という方は東洋経済新報社が出版している業界地図を参考にするのがおすすめです。
1,000円弱の金額で現代社会や経済のしくみだけでなく、民間企業が業界ごとにまとめてあるので大変参考になります。1ページごとに紹介されている業界が変わるので、スキマ時間を活用して読んでみましょう。
就活生が大学職員に内定するためにやること
就活生で大学職員を目指す場合は、とにかくさまざまな業界を見て日本経済のしくみを学びましょう。大学職員の新卒採用スケジュールは民間企業と比べてやや遅いので就活初期の頃は大学以外の業界についても志望して、業界研究をしてみましょう。
- これまでいくつの業界を調べてきましたか?
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少なくても3つの業界は調べてビジネスモデルなど利益がどのようにして発生しているのかを理解するようにしましょう。大学職員は内定者の少なさから倍率が高いので大学業界だけを受ける就活は避けましょう。
- 社会人と話をした経験はありますか?
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就活では社会人を相手にリクルーター面談をしたり、面接に臨むことになります。仲のいい友人や知り合いの社会人ではなく、初めて会う社会人と社会人と話をする経験を積みましょう。
- 就活の面接は何回やりましたか?
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就活において面接はある程度、回数を重ねることで慣れてくるものです。初めは誰で緊張してうまく自分の伝えたい内容が伝わりません。ですが、何度も面接をする中で相手に伝わるフレーズや間の取り方を学習し上達するので面接を受けるようにしましょう。
就活生がさまざまな業界をみて現代社会のしくみや日本経済を理解するために最も効率的なことは色々な業界の選考を受けることです。面接に備えて企業研究などを行うことで自身の理解が深まります。
最近の就活ではマイナビやリクナビなどのナビサイトを利用した方法に加えて、企業側からオファーやスカウトが届くオファー型就活サービスを利用するケースが急増しています。
HR総研の調べによると、このようなダイレクトリクルーティングで「逆求人サイトの活用を行っている」と回答した企業は79%にのぼり大企業の約7割がナビサイト以外の個別型採用を実施している状況にあることが分かります。
オファー・スカウト型サイトは増加傾向にありますが、その中でも就活を有利に進めることができるサイトを7つ厳選しました。まだ、逆求人型のサービスを利用したことがない就活生は以下の中から自分に合ったサービスを利用してみましょう。
転職活動で大学職員になるためにやること
大学職員に転職を目指す場合、社会人経験がすでにあるので面接での回答や考え方が就活生よりも優れていることが多いです。しかし、転職の場合は即戦力としての採用を考えているケースがほとんどのため、「この人はすぐに活躍できる!」と面接官に思ってもらう必要があります。
大学職員への転職を成功させるためには、「なぜ大学業界なのか?」を納得感をもって伝える必要があり、そのためには他業界との比較が欠かせません。
- いまの仕事の業界以外について理解しよう
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自分が働いている業界について詳しくなるのは当然ですが、大学職員には社会や経済に対する幅広い理解が求められます。特定の業界だけ詳しくなるのではなく、いろいろな業界に興味をもって理解を深めるようにしましょう。
- 各業界の関連性についても理解しよう
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大学職員はいまの仕事の延長線上にどんな効果や役割があるのかを理解して業務改善や企画提案を行うことが求められます。社会や経済を理解するうえで、各業界がどのように結びついているのかを理解することで物事の本質をとらえる力をアピールすることができます。
- 数ある業界の中でなぜ大学業界なのか説明しよう
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志望理由を考える上で、なで大学業界に転職する必要があるのか考えましょう。「それは他の業界でもできるよね?」と面接官に思われないよう他業界と比較しながら大学職員でなければ実現できない理由を考えましょう。
大学職員に転職するためには実際の面接を受けて、質問にたくさん答えて場数を重ねることも大切です。以下の記事では、現役の大学職員が「大学職員の求人」のあるサイトを6つに厳選して紹介しています。
まとめ
大学職員の採用面接では人柄を重視した選考が行われます。大学職員が仕事で関わる人々は親世代にあたる教員や自分より年下の学生など年齢層が幅広く、自分とは価値観の異なる相手ともコミュニケーションをとっていく必要があります。
あなたの人柄を面接官にアピールできるようにさまざまなエピソードや体験談に基づき話ができる準備をしておきましょう。自身の強みやこれまでの取り組みを話すときは、大学職員に求められる能力を意識しましょう。
- 話し合いで物事を推し進める力
- 前例のない課題に挑戦する力
- 正確に素早く行動する力
このほかにも、大学は社会や経済と密接に関わっているので幅広い業界への理解が必要になります。自分が詳しい業界だけでなく、それぞれの業界が資本活動によってどのように結びついているのか関連性を理解しましょう。
大学職員の面接では、主に次の観点で面接官から質問されます。
- 価値観の異なる人とどのように接してきたか?
- 困難にどのように立ち向かってきたか?
- 挑戦する力があるか?
自分とは考え方の異なる人々と話をして相談にのったり交渉することが大学職員には求められます。また、過去20年間の賃金伸び率が低迷し、6年連続で新生児の出生率が減少する現代の厳しい社会的状況では「困難に対して挑戦できる人物」が非常に求められます。
大学が抱える問題や課題を認識してそこに対して自分の強みを活かしてどのようにアプローチするのかを整理して面接に臨みましょう。
大学職員の面接を通過して内定を得るためには、これまでの取り組みや仕事で培った能力を分かりやすく伝えるために自己分析が必要です。
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