大学職員に転職するときに「面接で必ずされる質問」があります。転職活動の面接では相手が求める内容を的確に答える必要がありますが、面接で思うように話すことができない場合、多くは準備不足が原因です。
- どんな準備をしたらいいのか?
- 転職の面接官は何を知りたいのか?
- 面接で重視されるポイントはどこか?
この記事では、現役の大学職員が「実際に転職した大学職員へのインタビュー」などから大学職員の転職で必ずされる質問と事前の準備の仕方について解説します。
大学職員の転職を成功させる重要なポイントは「人柄」と「再現性」です。
しっかりと準備すれば大学職員に転職することができるので、面接の場で後悔しないように今から取り組みましょう。
大学職員への転職で必ずされる質問
大学職員に転職する際に、面接で必ず質問される項目があります。
事前に予測できる質問にはしっかりと自分の言葉で答えられるように準備しておきましょう。
- 自己紹介
- これまでの経験
- なぜ大学業界で働きたいのか
- なぜこの大学を志望しているのか
- どうやって大学職員として貢献していくか
転職の面接では「自己紹介」を求められる
大学職員への転職に限らず、面接では自己紹介を求められます。
面接官は事前に提出した職務経歴書などの情報しか持っていないので自己紹介を通じてあなたのことを知ろうとします。
自己紹介では簡潔にあなた自身について説明しましょう。
- 名前
- 年齢
- これまでの職歴
- あなたの強み
特技や家族構成などを伝えるパターンもありますが、面接官もいろいろと質問を用意しているので自己紹介では手短にあなたらしさがわかる内容を伝えましょう。
大学職員への転職でも「これまでの経験」が質問される
転職活動の場合、「これまでにどんな経験をしてきたのか」必ず質問されます。
新卒採用の場合は「学生時代に頑張ってきたこと」が質問されますが、転職の場合は現職(前職)の経験について答える必要があります。
面接官は「これまでの経験」を通じて次の3点を知ろうとしています。
- 現職(前職)ではどんな業務をしているのか?
- 現職(前職)はどのくらいの人数・規模で仕事をしているのか?
- 仕事を通じてどんな能力が身についたのか?
これまでに経験したことだけでなく、どうやって大学職員の仕事に活かしていくのかをイメージしながら話す内容を考えましょう。
大学業界で働きたい理由を考えよう
大学職員は超ホワイトで高収入の職業として人気を集めていますが、大学業界は18歳人口の減少などもあり右肩下がりと言われています。
このような状況で「なぜ大学業界で働きたいのか?」はしっかりと回答を用意しておく必要があります。
実際に地方銀行員から大学職員に転職した方へのインタビューでも「大学業界で働きたい理由」は質問されたとのことでした。
大学業界で働きたい理由は人それぞれですが次の切り口から考えてみましょう。
- 志望する大学が成長するためのきっかけはどこにあるか?
- 大学が未実施でこれから取り組むべき点はなにか?
- あなた自身の学生時代の経験で関連付けられないか?
大学職員に転職すると、規模の大小はありますが大学の経営に関わる総合職(専任職員)となります。
面接の場でも「今の大学が○○すればもっと良くなる」とあなた自身の考えを述べることで、面接官に転職後の活躍する姿をイメージしてもらうことができます。
大学職員への転職を考えている方だからこその視点で独自の戦略を考えてみましょう。
志望する大学の志望理由を明確にしよう
大学の志望理由についても必ず面接で質問されます。
出身大学でないと大学職員に転職できないと思われがちですが、出身大学以外の大学に転職している方はたくさんいます。
志望する大学について徹底的に調べて、志望理由を考えましょう。
- 大学の公式ホームページで新着ニュースや中長期事業計画をみる
- 志望大学で働く職員から話を聞いてみる
- 進学塾が出している大学の特徴ページを参考にする
志望理由を考える上で大切なことは、あなたの強みと結び付けることです。
「自分の強みを存分に活かすことができるのは○○大学しかないと思う」と志望理由を考えてみましょう。
大学職員としてどのように活躍するのか説明しよう
大学職員への転職活動では即戦力として活躍する人物を求めているので「大学職員になってどのように活躍できそうか?」という観点で面接されます。
大学職員への転職では「転職後の活躍イメージ像」を面接に抱いてもらうことができれば合格です。
「再現性」を意識してアピールをしよう!
これまでの経験やあなたの強みをどのように活かすのかについては、再現性を伝えることが重要です。
- この強みは○○なシーンで活かすことができる
- 現職の経験は大学教員と交渉をする際に活かすことができる
- これまでのつながりをOB・OGとの仕事で活かすことができる
大学職員は学生だけでなく、たくさんの人々と関わる仕事なので、再現性のある場所を探してアピールしましょう。
大学職員の転職では面接が重視される
大学職員に転職する場合、多くの大学で書類選考を行い面接を行うことになります。書類選考や適性検査なども選考の対象になっていますが、最も重視されるのは面接での印象です。
大学職員になると18歳の学生から、経済界などで活躍するOB・OGなど幅広い年齢層の方々と接することになります。そのため、人柄や人とのコミュニケーション力を重視して選考されるので面接での印象は重要になります。
- 書類選考(ESや職務経歴書)
- 適性検査
- 面接
以下の記事では大学職員に転職するための6つの手順に加えて、現役の大学職員が転職求人の出やすい時期と年代ごとに求められる能力について解説しています。これから大学職員をめざす方は必ず参考にしてください。
転職の面接を成功させるために準備すること
転職の面接を成功させるためには準備が大きなカギを握ります。
特に次の3点を意識して面接の準備を行いましょう。
- 無理して良く魅せようとしない
- 暗記したことを発表するのはダメ
- 身だしなみを整えて笑顔を忘れない
転職の面接で緊張しない方法がある
面接で緊張してしまうと言いたいことを忘れてしどろもどろになったり、固い印象を相手に与えてしまったりとマイナス効果ばかりです。
では、どうして面接で緊張してしまうのでしょうか?
原因は「自分を良く魅せよう」とするからです。
現在の自分の実力以上に無理をして背伸びをすると当然、身体に力が入って緊張してしまいます。
面接の準備は念入りに行いますが、面接本番では等身大の自分を面接官に伝える気持ちで臨みましょう。
背伸びをせずに等身大の自分を伝えることで人間味がでて、あなたの人柄がしっかり伝わります。
転職の面接で暗記した内容を発表するのはダメ
面接対策をしっかりした方ほど陥りやすいのが「暗記した内容を面接で話す」ことです。
面接は転職活動中の方と面接官が会話を通じてお互いの理解を深めるための場です。
面接官はあなたの暗記の成果を知りたいわけではありません。
暗記した内容を話す様子は相手に伝わる!
面接で暗記した内容を話している人には次の特徴があります。
- 目線が右上や左上に向いている
- 面接官と視線がなかなか合わない
- ジェスチャーがなく基本的に早口
基本的に早口で話してしまう方は、暗記した内容を忘れないように無意識的に早く話している傾向があります。
なかには、頭の回転が速く早口で話す方もいますが、相手(面接官)に伝わるように話すためにはゆっくりとジェスチャーなどを使いながら会話をしましょう。
大学職員に転職するためにやるべきこと
大学職員に転職するための対策方法はいくつもありますが、大切なことは希望する転職求人を見つけて応募してみることです。
仕事をしながらの転職や家庭がある方の転職では時間がなく忙しい中で準備をしなくてはいけません。
そんな時は大学職員の求人を扱う転職エージェントの利用を検討しましょう。
転職エージェントを利用することで次のことを代行してくれます。
- 面倒な書類提出
- 面接の日程調整
- 年収交渉
転職エージェントを利用することで非公開求人にも応募することができるかもしれません。
大学職員に転職するために可能性を1%でも高められることは全てやることが重要です。
毎月、各転職サイトの求人情報をチェックして「大学職員の転職求人があるサイト」を以下の記事で厳選して紹介しています。
まとめ
大学職員への転職では面接で必ず質問される項目があります。
事前に話す内容を整理して自分の言葉で伝える練習をしましょう。
- 自己紹介
- これまでの経験
- なぜ大学業界で働きたいのか
- なぜこの大学を志望しているのか
- どうやって大学職員として貢献していくか
面接で意識することはこれまでの経験をどうやって活かしていくかの「再現性」を伝えることです。
面接の場では面接官に「転職後の活躍するイメージ像」を描いてもらうことができれば内定に近づきます。
まずは自分のこれまでの経験を整理して強みはどこにあるのかを振り返りましょう。
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