はじめての就活は分からないことがたくさんあります。インターネット上には就活に関する記事がたくさんありますが、就職活動全般の情報だけでは大学職員に就職することはできません。なぜなら、それらの情報は「現役の大学職員が書いた大学職員になる方法」ではないからです。
この記事では、これまで50名以上の就活生からOB訪問やオンライン相談を受けてきた現役の大学職員が就活生の「大学職員になるための就活方法」に関する悩みを解決する内容が書かれています。
この記事を読むことで就活で取り組むべき内容や順番、具体的な方法からおすすめの就活サイトまですべてがわかります。就活が不安な状況でも取り組むべき内容は明確で、少しずつでも確実にすすめることが必要です。「就活中は苦労してでも大学職員になりたい!」という方はぜひ最後まで読んでみてください。
- 大学職員の新卒採用スケジュールは民間企業よりも少し遅い
- 大学職員は倍率が高いため面接の回数を重ねて慣れておくことが重要
- 現役の大学職員から話を聞くOB・OG訪問が重要
大学職員の就活は6つの手順で進める
大学職員になるための就職活動では、採用情報が大学の公式ホームページに掲載されることが多くあります。大学の公式ホームページに掲載されている求人でも実際のエントリーはマイナビなどの就活ナビサイトを通じて行う大学がたくさん存在します。
まずはエントリシートを提出することで書類選考が行われ、通過すれば面接に進みます。大学職員の面接は複数回にわたって行われるため内定を獲得するために対策をしておきましょう。まずは大学職員の就活について進め方を知ることがスタートです。
就活の内容 | おすすめ対策方法 |
---|---|
1.自己分析 | OfferBoxのAnalyzeU+を利用する |
2.就活ナビサイト・オファーサイトに登録 | オファーサイトで早期選考に挑戦 |
3.選考にエントリー(応募) | 就活解禁の際にたくさんエントリー |
4.エントリーシートを作成 | 添削を繰り返して仕上げる |
5.面接 | いろんな業界をみて面接を重ねる |
6.内定 | 内定を承諾する返事をして完了 |
自己分析をして就活を有利に進めよう
就活生がまずはじめに取り組むべきは自己分析です。自己分析とは、これまでの自分の活動や出来事を振り返りながら強みや弱みを発見し、自らの考え方や傾向を言語化する作業です。自己分析のほかに他己分析を併用することで自分自身の理解が深まるだけでなく、これまで気づかなかった自分の得意や苦手を知ることができます。
- 自己分析とは
-
自己分析とは、自分の長所や短所を知ることで考え方や行動の特徴を知り、言語化する作業です。自己分析を行うことで就活における志望動機やガクチカにおいて一貫性を持たせ説得力のある話ができるようになります。
- 他己分析とは
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他己分析とは、自己分析を進めるうえで他人に自分のことを客観的に分析してもらう手法のことです。「私ってどう見える?」と友人や家族に質問することで今まで自分では気づかなかった発見があるかもしれません。
はじめての自己分析で上手くできない場合はオファー型就活サイトが提供する自己分析ツールを利用してみましょう。自己分析ツールを使ってある程度、自分の傾向を掴むことができれば志望動機や自己PRを考えやすくなります。
おすすめの自己分析ツールはOfferBoxのAnalyzeU+(アナライズユープラス)です。AnalyzeU+では、累計100万人の診断結果に基づいた自己分析を無料で実施することができ28項目の診断結果で自己分析をすることができます。
- 自分の強みをかんたんに言語化できる
- 28項目の診断結果で多面的に自己分析ができる
- 自己分析の結果をもとにオファーが届き内定のチャンスが増える
\ 公式サイトに移動します /
大学職員をめざす就活において、自分の人柄を伝えるために強みや弱みなどの自己PRは就活生が最初に取り組むべき課題です。どんな自己紹介をしたらいいか分からない場合は、現役大学職員が書いた自己紹介の例文を参考にしましょう。
就活ナビサイト・オファー型サイトに登録して選考情報をゲット
就活生は自己分析を行うだけでは内定を獲得することはできません。企業や大学ごとに新卒採用の選考スケジュールが組まれているため、志望する大学の選考情報を収集して備える必要があります。大学職員の就活スケジュールは民間企業と比べてやや遅い傾向があります。
およそ3年前まではマイナビやリクナビなどの就活ナビサイトを利用したマス型採用といわれる選考活動が中心でしたが、2022年卒就活生から大企業の約6割が個別型採用を実施しています。(出典:HR総研「2021年&2022年新卒採用動向調査」)
就活生は就活の解禁時期に向けて着々と準備を進めていきますが、卒業までの期間を考えると就活ができるのはわずかな期間しかありません。転職希望者の場合は転職活動が上手くいかなかったり、納得できなければ来年以降も継続することができますが就活生は一発勝負です。
就活生には就職活動できる期限がある!
限られたチャンスをモノにして納得内定を目指すのであれば、内定につながる選考にはなるべく参加することがおすすめです。たとえ大学職員を目指して就活をする場合でも民間企業など他業界の選考には積極的に参加するべきです。
なぜなら、いろいろな業界・職種を知ることで就活生自身の見識が広がり、物事に対する捉え方や考え方が柔軟になります。結果、大学職員の採用選考でも自分の魅力や他業界と比較した志望動機を伝えることができるようになるからです。大学職員の選考スケジュールはやや遅いため、それまでに採用面接を重ねた就活生とそうでない就活生では面接慣れの面でも差が出ます。
就活生が就活を有利に進めるために利用したいオファー型サイトは7つです。サイトによってオファー受信率が高いものやグループディスカッション(GD)対策、インターンシップのオファーなど特徴があります。内定への可能性を高めるために活用しましょう。
オファー型の就活サイトに関するさらに詳しい内容は以下の記事で解説しています。それぞれのメリットやデメリットを知りたい方は参考にしてください。
忙しくてたくさんのサービスは利用できない就活生はdodaキャンパスを利用しましょう。学生のオファー受信率は驚異の97%超のため、はじめて利用するオファー型サイトにピッタリです。オファーがあったら必ずすべてに応える必要はなく、気になるオファーがあれば積極的に挑戦してみましょう。
就活サイトを利用して選考にエントリーしよう
就活サイトの会員登録(無料)が完了したら、気になる企業や大学の情報を受け取るためのプレエントリーを行うことができます。就活におけるプレエントリーとは、お気に入り登録のように気になる企業や大学の採用担当者に就活生の意思表示を行うためのサービスです。
就活において、大学の採用情報をどのように周知するかについては大学ごとに方針が異なります。一律のルールは存在しないので、プレエントリーをしている就活生を対象に採用説明会の案内をお知らせするなど、あなたが知らないところで採用活動がすすんでいる場合があります。少しでも気になる大学があれば積極的にプレエントリーを行いましょう。
就職活動において、就活生には今後の選考展開が見えない部分が多いことも事実です。たとえ採用説明会であったとしても、後日、採用説明会の来場者限定で「大学職員との座談会のご案内」が届くこともあります。選考に直結するかどうかの判断に迷う場合はスケジュールが許す限り積極的に参加するようにしましょう。思いがけない展開になるかもしれません!
すべてが内定につながる気持ちで取り組もう!
以下の記事では大学職員になるために就活生が利用したいオファー型サイト7選を紹介しています。大学職員になるためのチャンスに備えてできることから取り組みましょう。
大学職員の本選考に向けてエントリーシートを準備しよう
就活が解禁される3月以降は企業や大学の本選考に向けてエントリーシート(ES)の内容が公開され、エントリーの受付が開始されます。大学によってエントリーシートの設問が異なるため、内容が公開され次第、どんどんエントリーシートを作成する必要があります。
大学職員になるために第一志望の大学のエントリーシートだけにたくさん時間を使うことも大切ですが、本選考へのエントリーでは質だけでなく、ある程度の量も必要になります。一発勝負の就活において応募する大学が少なければ少ないほど大学職員に内定する確率は下がります。
どの大学のESにも利用できる自己PRや学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)などは事前に用意しておいて、気になる大学にはたくさん応募しましょう。ガクチカの書き方は現役の大学職員が書いたガクチカの例文を参考にしてください。
大学職員のエントリーシートでよく聞かれる質問はつぎの3つです。
- 学生時代に頑張ったこと
- 自己PR
- 就職した後にやりたいこと
エントリーシートを書く時には気をつけるべきポイントがあります。以下のポイントを意識するだけで自分の主張や考えを面接官に伝えることができ、納得感を与えることができます。
- 結論を先に書く
- 自分の意見に「そう思う理由」を添えること
- 音読して内容が伝わるか確認する
以下の記事では大学職員の選考に役立つESの書き方を詳しく紹介しているのでエントリーシートを書く前に参考にしてください。
大学職員の書類選考では、エントリーシートのほかに適性検査の受検を求められることがあります。適性検査とは選択問題の回答によって就活生の思考傾向を把握し、基礎学力を測定するための試験で企業や大学の求める人物像との一致度合いを測定します。
私立大学の場合は適性検査の際に、民間企業と同様にテストセンターでのWebテスト受験が求められたり大学独自の問題を解いたりすることになります。国立大学の場合は一般社団法人国立大学協会が定める国立大学法人等職員採用試験の受験が必要になります。
大学職員のWebテスト対策には、SPIなどのWebテスト対策のための参考書を活用しましょう。当記事ライターの現役大学職員トキは就活生だった当時、Webテストの参考書を3周以上繰り返し解いて勉強しました。非常に効果のある方法なのでおすすめです。
\ 私はこの参考書を愛用したよ /
大学職員の採用面接に挑戦しよう
書類選考が通過したらいよいよ面接です。大学職員の面接ではエントリシートに書いた内容を中心に面接官から質問されます。1次選考では複数の就活生に対して同時に面接を行う集団面接が実施されます。2次面接以降は個人面接で複数の面接官からいろいろな質問を受けることになります。
最終面接は通過すれば内定というだけあって1次選考と異なり独特の雰囲気があります。大学によっては学校法人の理事や大学教員なども面接官として参加するため内定者だけが実践する最終面接の決定的な違いを理解して最終面接に臨みましょう。
大学職員の面接では必ず志望理由が聞かれます。志望理由はただ単に「~したいです。」だけでは説得力がありません。以下の順番で伝えることであなたの志望動機に説得力が増します。
- 結論から伝える
- 結論の理由を説明
- 理由の背景を伝える
- 結論に納得感を与える
面接ではエントリシートに書ききれなかった内容を補足して面接官にあなたらしさを表現しましょう。面接官は学生時代の成果や結果だけでなく、「なぜ取り組んだのか?」という就活生の考え方を知ろうとしています。
そのため面接官はいろいろな質問をすることで就活生の人柄を見抜こうとします。大学職員の採用面接がつらく感じる理由はさまざまな角度から自分自身について質問されることに原因があるため、事前に自己分析を行い対策しておきましょう。面接官がみているポイントを知っておくことも面接対策をする上で大切です。
成果ばかりを主張するのではなく、面接官が納得感をもてるようにな話し方を構成してみましょう。面接官に質問されずにうまくアピールしたい内容を伝えることができなかった場合は逆質問の機会を活用しましょう。
大学職員への就職が難しいと感じた時にやること
大学職員への就職が難しいと感じる場合は、今の自分に足りていない部分を分析しましょう。これまで30名以上からOB訪問やオンライン相談を受けた中で就活がうまくいかない就活生に共通する項目は次の3点です。
- 志望理由が弱い
- 自己分析が足りない
- 選考へのエントリー数が少ない
- 志望理由が弱い
-
なぜ大学職員になりたいのか?という志望理由があいまいだとESや面接の場で志望度が面接官に伝わりません。まずは大学職員の志望動機の書き方を理解して自分らしい志望動機を考えましょう。
- 自己分析が足りていない
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自己分析ができていないとどんな働き方をしたいのか?自分の強みと弱みは何か?などがはっきりせずにエントリーシートや面接で上手く答えることができません。自己分析で悩んだら他者から自分の印象を聞く他己分析をしてみましょう。
- 選考へのエントリー数が少ない
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優秀な就活生でも大学が求める人物像と一致しない場合は不採用になります。求める人物像は大学の方針によって異なるので就活生はある程度、エントリー数を行う必要があります。オファー型就活サイトを参考に早期のうちから選考に臨みましょう。
まとめ
就活生が大学職員になるための就活ステップは以下のとおりです。1から6の順番で焦らず確実に就活を進めましょう。
内容 | おすすめ対策方法 |
---|---|
1.自己分析 | OfferBoxのAnalyzeU+を利用する |
2.就活ナビサイト・オファーサイトに登録 | オファーサイトで早期選考に挑戦 |
3.選考にエントリー(応募) | 就活解禁の際にたくさんエントリー |
4.エントリーシートを作成 | 添削を繰り返して仕上げる |
5.面接 | いろんな業界をみて面接を重ねる |
6.内定 | 内定を承諾する返事をして完了 |
大学職員の就活スケジュールは民間企業と同じく3月に採用説明会が開始され、6月に面接開始となります。しかし、民間企業よりも少し遅いスケジュールになります。ライバルになる他の就活生は民間企業などで面接を重ねているので、スケジュールに関わらず就活に出遅れないように気をつけましょう。
早期選考やインターンの探し方が分からない方はオファー型就活サイトを利用しましょう。就活生だけでなく、多くの企業でもマス型採用ではなく、個別型採用でオファーを利用している状況です。社会の流れに合わせた就活をすることで効率的に就職活動をすすめることができます。
就活をする中で不安なことや分からないことがある場合は、実際に大学職員にOB・OG訪問をして直接話を聞くことが効果的です。
当記事ライターの現役大学職員トキはオンライン相談(無料)を通じてエントリーシートの添削や相談を受け付けています。大学職員の仕事や高倍率の大学職員採用試験を通過した経験をもとに他では聞くことができない話をしています。
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